どうもこまこまです。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
を読了したので書評記事を投稿します。
厳密にいうと聴了というのでしょうか。
Audible (オーディブル) - 本を聴くAmazonのサービス
にて本を聴き終えました。
それも2回目です。1回目は全く頭の中にインプットできませんでした。
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始めに少し本を聴くスタイルについて話すと自分には合いません。
本の内容が聴くだけだと頭に入ってこない。インプットが難しいのでオーディブルは解約しました。
本題に入ります。
筆者の佐藤航陽さんは早稲田大学在学中にメタップスという会社を設立しオンライン決済事業などで活躍している経営者です。
幼少期は母子家庭でかなりお金には苦労されたようです。
そもそも日本人はお金の勉強をしません。
なのでお金は汚くないものとインプットさせられてる人も多いのでは。
もちろんお金はないよりあった方がいい。お金には価値の交換・尺度・保存という役割があり本来ならモノとモノを交換するツールにしか過ぎない.
お金は国家が発行して信用を得て流通される経済の中でツール、実用となる消費経済は1割くらいしか利用されていません。資本主義の活性化というか過剰に加熱した投資によりお金の影響力がどんどん増大してしまった。世界経済はお金を稼ぐためにお金が使用される投資や株として利用される資産経済が9割となっています。お金が本来持つ実用的な部分が置き去りにされた感じ。
改ざん困難な有形な紙幣を製造するには多大なコストが必要となる。IT技術を駆使したビットコインなど仮想通貨はコストはほぼ必要ないし、中央集権国家でコントロールする必要がなく仮想通貨は誰かがコントロールする必要がない。本来、価値を交換する本質的な効能を貨幣経済だけに依存する必要はないのかもしれません。
資本主義の金融システム自体が古くなりつつある。現金1億円とSNSでフォロワー100万人はどちらに価値があるのでしょうか?
クラウドファンディングなど信用経済・評価経済といった価値主義が多くの問題点を露呈し始めた資本主義に代わって台頭してきてます。
スマホやネットが普及しSNS上では信用、興味、関心から評価される無形資産の仕組みが構築されている。人間の内面的な価値を「いいね」や「フォロワー」などでデータとして可視化している。内面的な価値に基づくものが価値主義の本質である。
お金には人間を夢中にさせる魅力がある。それは人間が本来持つ報酬系という脳内の快の感情をつかさどるドーパミンやセロトニンなどホルモン分泌にある。ツイッターやインスタグラムなどのSNSでも仕組みとして利用されている。自分がネット上にあげたテキストや写真の表現が評価を受けるときもあれば受けないときもある不確実性と人間の承認欲求から脳内に報酬系のホルモンが分泌される。
なぜお金は人間の欲を駆り立てるのでしょうか。
少し私事に脱線します。最近、やたらと感動する自分がいます。ニュース聞いて少し涙ぐむしテレビ視聴しながら泣くし、少し前まではなかったこと。単なる加齢によるもの…どうも違う。自分の感性が明らかに変わった。
多くの本を読んでブログを書き始める前の自分とは感性が変わってきているようです。
人間は感性が変われる動物みたいです。色んな情報や知識により脳内革命が起きたようです。
例えば、テレビ視聴していて胸が熱くなって感情が高まり泣くことは今までの人生で一ほとんどなかった。最近は情報が自分に刺さるものであれば感情が揺さぶられる。たぶん自分の中で情報インプットにおける動物的感性が明らかに変わった、今風に言うと解像度が上がったのだと思います。
お金の欲に振り回される人生は自分に本当の価値を与えるものではないと思います。自分の脳内にある感情、知識に基づく誠実さ、考える力、コミュ力、感性などを磨き続けて生きたい。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/29
- メディア: Kindle版
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以上こまこまでした。