こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#207 役人の不都合な真実

最近はzoomセミナーにハマってます。

どうもこまこまです。

 

役人生活27年もしていると大人の事情や本音と建前をたびたび痛感する。

そもそも人間は本能として権力者には反発しにくい。

組織に属していると上司への反発は面倒だし不毛な時間となるので自分を殺す。

何事も易きに流れるのが人間。

日記、ランニング、筋トレ、ダイエットなどやり抜く前に三日坊主になるのがほとんど。

ギャンブル依存症生活保護受給者が役所から振り込まれたお金を当日すぐにパチンコに向かうことも倫理的におかしい。

 

役人も人です、不倫したり飲酒運転で捕まって懲戒処分も間々ある。

普通の人である私が認知した不都合な真実を3つほど書きます。(身バレしたらマズいかも)

 

1.公共事業の入札談合は必要悪

道路やトンネル、その測量や設計は業者が実施することがほとんど。

役所側は指名権限をもつので一般的には指名競争入札制度を行い依頼する業者が決まる。

ここで役所の人間がお金もらって業者へ便宜を図ってしまうと両手が後ろにまわる。

一方で業者内の話し合いが成立して入札額を予定調和で高く落札することが横行している。

談合情報も匿名希望さんからタレコミがあっても誓約書をとって速やかに処理される。

高止まりしている落札額から類推すると業者がお互いに談合してるのは誰が考えてもわかるような、、、。

 

2.忖度による都市計画の変更

都市計画区域内には秩序ある都市を目指すため住居系や商業系といった用途の区域があらかじめ決められている。

その都市の住民代表や専門家から意見を聴きながら時間をかけてマスタープランが決められている。

県庁所在地の中心にある〇〇駅に隣接する工業系の区域がデベロッパーには邪魔だった。

役所に工業系から商業系に用途を変更してもらい駅ビルを建てたい。

大型の商業施設やホテルを建築したいのだが、建ぺい率や容積率の制限がきつい。

そこで役所は忖度して工業から商業区域に変更しましょ、となる。

一般的には特定企業の商業活動のために用途区域を変更することは公正さを欠くことになるので道理が通らない。

しかし結論が忖度から決まってるのだからその区域変更のために役人は屁理屈を考える。

そして屁理屈が上手なものが出世レースで勝ち残る。

 

3.政治家・役人・住民の癒着トライアングル

政治家の最重要事項は選挙に当選すること。

なので地元や集票マシーンの業界団体からの要望は自分の権限を利用してバカ丁寧に対応する。

国会議員でも県会議員でも道理や倫理を少し捻じ曲げてでも要望が実現できるように役人に話をする。

役人は権力者には従順です。

なぜか?

それは立身出世のため。

 

以上こまこまでした。