長男は生まれてくるのに陣痛が始まって51時間かかりました。
出産に51時間!
あまり聞いたことがない時間。
今から17年前の話で当時を振り返ると、、
病院に入って必死に痛みに耐える嫁さんは一睡もできません。
嫁さんは痛みを和らげるため木馬に乗ったりして付き添う私は腰をさすったりするだけ。
最期は病院の巨漢の先生が
嫁さんのお腹に乗っかり
ようやく長男は誕生。
産まれてすぐは産道がせまかくて頭がとんがり帽子のような状態。
体重は2500gくらいあったので安心してたのですが黄疸がでてまた心配。
心配性の嫁さんが悩み過ぎないよう励ますのが私の唯一できること。男はほんとに役立たずですね。
この産婦人科はリッチな食事が有名な病院。
あまりにも疲弊して嫁さんは食べることができず代わりに食べるのが私の役目。
男はほんとに役立たずですね。(2回目)
自分の身体からひとりの人間を生み出すという神秘的なことをやってのける女性。
どこかの政治家は女性を卑下する発言をしてるけど私は女性の偉大さと男性の無能さをつくづく感じる長男出産経験でした。
ちなみに次男は迷わず無痛分娩を選択。
その後、長男と一緒に退院してからは戦争のような毎日。
なにしろ一人では何もできない赤ちゃんを新米ママとパパで必死に世話をする毎日。
ミルクを飲まないと心配だし夜に寝てくれないと自分たちが寝不足。
ミルクを作って飲ませてお風呂に入れておむつ交換して、、、。
近所には誰も知ってる人がいなかったので嫁さんも私もネットが未発達のなか情報不足。
とにかく必死に二人で育児をやり抜く。
そんな長男もいまは高校3年生。
大学受験の勉強と高校総体出場がかかるテニスに忙しい毎日。
長男の通う高校は県内でも有名な進学校。
なのでふつうは部活動なんて弱くて当たり前。
が、テニス団体戦で優勝がねらえるらしい。
なぜか?
実は同じ高校テニス部には県内No.1とNo.3の子がいます。
高校テニスの団体戦はシングルス二本とダブルス一本なので最低4人が必要。
強い子が二人いれば団体戦優勝の可能性がある仕組み。
長男は強くなくても人材不足のためダブルスメンバーでエントリー。
ダブルスが勝つことがなくても残りのシングルス二人が勝てばいい。
誰でも全国高校総体出場なんかできないもの。
それを狙える長男は人生で強運の持ち主かもしれない。