こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#230 自分の得意な領域を増やすことが成長すること

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今日という日は人生で一日しかありません。

どうもこまこまです。

 

 

西原村集落再生事業竣工式

5年前の熊本地震で傷ついた西原村が多くの公共事業費を投入して集落を再生。

集落再生事業の竣工式に出席してきました。

大臣や県知事が出席するなか盛大に開催され西原村民の笑顔が印象的でした。

 

5年前、わたしは熊本県庁で別事業を担当していました。

熊本地震で甚大な被害がでて宅地被害の実態が徐々に明らかになり通常事業はストップして宅地復旧を担当することに。

 

連日連夜、国の担当者と協議しながら宅地復旧事業のスキームを考えました。

何とか多くの公共事業費が投入されて宅地を復旧できる道が開かれました。

西原村の復興スタイルは通常の元の姿に戻すのではなく狭かった道路を広げたりして創造的な復興を目指すもの。

 

西原村の職員が夜な夜な住民のみなさんと議論して設計図面を作り上げました。

全国的にも珍しい復興スタイルで今回頑丈な擁壁で固めた宅地造成が完成。

komakoma41.hatenablog.com

 

有事の際のリーダーシップとは?

巨大地震で初めて広域的な被害が起きていたるところでリーダーシップが必要でした。

県知事、市町村長は当然のこと、さまざまな行政機関のトップは速やかな判断が求められました。

 

リーダーシップの要素のひとつに判断することだと思います。

右か左かの決断を次々に求められるのですが的確に判断するには情報が重要。

情報にも不確かなものやあいまいなものが混在する。

なので情報をあげる側も事実だけを報告することが重要。

報告する際には主観や感情は入れずになるべく数値化することが大事。

 

熊本地震では宅地被害1万5千件という数字が算定されたのですが、この数字は推測された数字です。

広域的な被害ですべての被害実態を把握することは不可能。

それでも支援制度をつくるには相手を説得できる数字が必要。

 

被害実態報告から確率、統計的な手法と経験的な直観から1万5千件を算定しました。

 

意外に数字の真偽には人間的な直観が大切だと痛感しました。

その直観力こそが真のリーダーには求められる力だと地震からの復旧業務で痛感しました。

 

自分の得意領域を広げていこう!

熊本地震がくるまでは自分が得意な仕事の領域はべつにありました。

それが熊本地震直後から宅地復旧事業の担当を任されて懸命に業務をやっていると宅地の分野が得意領域になり最後には宅建士の資格まで取得しました。

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 自分ができる範囲、得意な領域を広げていくことで新たな知識が得られて自分が成長できる。

 

変化が激しく不安定な時代だからこそ未知の領域をおそれず順応できた人だけが生き残れる。

 そう言いきかせて4月からまた新たな領域を担当することになった自分。

今風にいうとじ自分をアップデートできればいいかなあ。