こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#84 梅雨を迎えて防災意識の向上

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どうもこまこまです。

みなさんもうすぐ九州南部地方が梅雨入りしましたね。

例年九州地方は6月の上旬には梅雨入りして早ければ1か月、長くても7月下旬には梅雨明けします。九州の梅雨時期の雨の降り方は今風にいうなら半端ない感じです。ひどいときにはバケツをひっくり返したような雨などと比喩表現される感じで生命の危険を感じるくらい。特にここ最近は温暖化の影響か分かりませんが、雨の降り方が変わってきてます。

ゲリラ豪雨といったりして短時間に雨雲が発達して時間雨量100ミリ超の雨、加えてその雨が3時間連続で降り続ける。行政側も情報伝達手段や警戒避難体制を見直しています。

 

気象庁の取り組み

気象庁では数年前から「特別警報」と「記録的短時間大雨情報」という新たな情報を発信してます。

 

特別警報について(気象庁のHPより引用)

「特別警報」が発表されたら、ただちに地元市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとってください。 

気象庁は、大雨、地震津波、高潮などにより重大な災害の起こるおそれがある時に、警報を発表して警戒を呼びかけます。これに加え、警報の発表基準をはるかに超える大雨や大津波等が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合、「特別警報」を発表し最大級の警戒を呼びかけます。

特別警報が対象とする現象は、18,000人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災における大津波や、我が国の観測史上最高の潮位を記録し、5,000人以上の死者・行方不明者を出した「伊勢湾台風」の高潮、紀伊半島に甚大な被害をもたらし、100人近い死者・行方不明者を出した「平成23年台風第12号」の大雨等が該当します。

特別警報が発表された場合、お住まいの地域は数十年に一度の、これまでに経験したことのないような、重大な危険が差し迫った異常な状況にあります。ただちに地元市町村の避難情報に従うなど、適切な行動をとってください。 

 

記録的短時間大雨情報について(気象庁のHPより引用)

 数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測(地上の雨量計による観測)したり、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析:解析雨量)したりしたときに、各地の気象台が発表します。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決めています。この情報は、大雨警報発表中に、現在の降雨がその地域にとって土砂災害や浸水害、中小河川の洪水害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量であることをお知らせするために発表するもので、大雨を観測した観測点名や市町村等を明記しています。

 この情報が発表されたときは、お住まいの地域で、土砂災害や浸水害、中小河川の洪水害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。実際にどこで災害発生の危険度が高まっているかを「警報の危険度分布(土砂災害浸水害洪水害)」で確認してください。
 特に土砂災害警戒区域や浸水想定区域など、これらの災害で命に危険が及ぶおそれが認められる場所等にお住まいの方は、地元市町村の避難情報を確認し、避難勧告等が発令されている場合には速やかに避難を開始してください。また「警報の危険度分布」で危険度が高まっている場合には必要な避難行動をとってください。周囲の状況や雨の降り方(高解像度降水ナウキャスト)にも注意し、少しでも危険を感じた場合には躊躇することなく自主避難をしてください。
 ただし、記録的短時間大雨情報が発表された場合、すでに屋外は猛烈な雨となっていることも想定されます。あらかじめ決めておいた避難場所まで移動することがかえって命に危険を及ぼすと判断される場合には、近隣のより安全な場所や建物へ移動し、それさえも危険な場合には、少しでも命が助かる可能性が高い行動として、屋内の中でも土砂災害・浸水害・洪水害が及ぶ危険性ができる限り小さい階や部屋等に退避(垂直避難)するなどの行動をとってください。

 また、今年度からの新しい取り組みで住民が分かりやすいよう5段階の警戒レベルを明記して防災情報を発信するようになりました。この取り組みも住民や行政に早く馴染んでいけばいいと願ってます。

 

国土交通省の取り組み

大雨による河川の洪水氾濫は毎年全国のどこかしらで起きてる感じです。河川堤防やダムをいくらハード整備しても人知を超える大雨が降ってしまえば自然の猛威には勝てません。科学的には既知の事実に基づく最大値に合わせてものづくりを計画するのが合理的であり経済的です。やみくもにスペックの高いものをつくっていたら税金の無駄。

土砂災害は洪水氾濫とはちがって突然発生して一瞬で土砂が人を飲み込む。正確に発生予測するのは科学的には困難です。いずれにしても洪水氾濫や土砂災害を前提とした早めの避難を心掛け人命だけは守ってもらいたい。命さえあれば財産はどうにかなります。これだけネットが発達した社会なので自分で高度な降水予測情報をみることは簡単です。日頃から非難ルートを決めて早めの避難です。

事前に自分の町のどこが氾濫の影響を受けるのか、どこが土砂災害が起きる恐れがあるのか、避難ルートや避難場所はどこかなどハザードマップで家族で確認しておくことが大切なことです。

行政もハード対策とソフト対策の両面から整備を進めていますが、防災についても最後は自助の精神で日頃から自分の命は自分で守る意識が大切です。

 

以上こまこまでした。