こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#3 父の死の瞬間

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どうも、こまこまです。

 

 父は、真面目を絵に描いたようなサラリーマンで酒、タバコ、ギャンブルはせず物静かで人当りもよく尊敬できる人でした。

57歳で早期退職して自分の退職金の一部で法人を立ち上げました。

今でもその会社は続いており母が経営してます。打ち出の小槌みたいな会社でパソコンはできない、メールも送れない72歳の母がたまに注文のFAXや請求書を郵送すると稼げます。社員1名のオーナー社長です。

 

 私は、新入社員(会社ではないですが。)で入ったばかりの頃は、住民に貢献したい、早く一人前になって周囲に認めてもらいたいと思ってました。

公務員というお堅い仕事をしてますが、結構自由気ままで我が強いです。真面目なところもあれば、つぼらなとこもあり、無意味なことはしたくない超合理主義者。そんな事なんか意味があるのかと思えばはっきりもの言います。

しかし、33歳で転機が訪れました。

頑張りすぎて仕事も家族も子育ても生きることも全てに疲れてしまい、眠ることができなくて食べることができない。

人は食べて寝ることができれば何とかなるのですが、無理でした。

頭で考えることができなくなり仕事へ行けなくなり嫁さんとも喧嘩ばかりの毎日。

もう今までの人生で最もきつかった4か月でした。

その時人生の価値観が少し変わりました人に少しだけ優しくなりました

 

七年前、私が40歳の時に父の死に立ち会うことができました。

ふつうはあまり立ち会うことができないと思います。

人間が息を引き取る瞬間を経験すると少し人生観や死生観が変わると思います。

当たり前のことですが人みんないつか死ぬんです

偉い人もお金持ちもみんないつかは死にます。

せっかく与えられた人生で自分自身に対してこれでいいのかな、と考えました。

いつか必ず訪れる死までに残された時間は有限なものなので何もしないとそのまま終わってしまう。

だったら何かチャレンジする人生もいいかなと考えるようになりました。

また人生の価値観が少し変わりました