こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#86 班長として求められる役割とは

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どうもこまこま班長です。

 

4月から班長という役職が付いて仕事をしてます。

組織の中で班員を4名抱えて班を総括する仕事を初めてやってます。いつかは班長職の仕事もやるだろうなあって感じで特別な準備があったわけではありませんが、任せられたのでやるしかないです。窓を背中にして配置された机に座ります。いわゆる窓際族(笑)。

 

今までいつも班長を見て仕事していた感じなので、反対側の席から見て仕事すると違和感がすごい。この違和感とは自分の視界にいつも班員の行動がみえること。視界が180度広がって誰がどこにいて何してるのかよくみえます。

 

班長は基本的に担当の仕事はもちません。担当だと○○道路改良事業を任されて現場があってという感じですが班長は担当がありません。班員にいかに担当の業務を任せて業務遂行してもらうかマネジメントしていくのが仕事です。

 

自分ではなく人を使って班に与えられている目標を効率よく実施していくためにもっとも重要な班長の仕事はリソースいわゆる資源の配分を決定することです。

 

資源の最たるものは人です。その業務に誰を充てるか決定することです。偏りなくバランスが重視されるし班員の経験、キャリアから専門性や将来性など総合的に判断し采配します。

 

事業は人によって変わることから担当の配置が全て。私の上には課長がいてその上には部長がいるので、階層によって判断されることからいわゆる中間管理職で全てが決定事項ではない。

が班員は迷ったり困ったりすると班長に相談する。

 

この日頃の相談にどう対処するかが班長の仕事です。班員はすでに自分自身でよく考えてるかがポイント。自分の頭で考えてある程度どうしたいか複数案がでてることが必要と思います。

 

上司に相談するときに少なくても2つの比較案が出揃って比較検討してあるか。そもそも比較案が十分なものが出てないことがありえます。

 

例えば昼ご飯を食べようとする時にラーメンと大盛ラーメンのどちらにするか悩んだりラーメンとラーメン定食で悩む場合があります。ここでそもそも何故ラーメンに限定されている判断が正しいのか考える必要があります。何故うどんではダメなのか。そこに合理的な理由があればいいのですが、忘れていただけでよく比較検討されていないと立ち戻る必要があります。

 

なので相談はできるだけ早い段階がいい。検討が進み過ぎているとそこに無駄というか時間的な浪費が生じます。

 

時間は有限な資源なので有効活用することを追求すると早い段階での相談がいいのですが、その自分の頭で考えた時間それ自体は無駄ではないかもしれません。班員の成長も組織としては長期的観点から必要なことです。人材の有効活用で一人ひとりの人材の成長は欠かせません。

 

物事を判断する場合に経済性の観点と安全性の観点のようにトレードオフの関係になる場合もよくあります。時間と経済性もあるでしょう。トレードオフとは目的達成の上で、一方を立ててしまうと他方がまずくなる状況です。そこにはバランスがいい最適解があるはずです。

 

その物事や問題の解決に向けて絶対外せないポイントを固定して考えると、判断材料や議論が整理されてきて決断しやすくなります。

 

例えば安全性が人の健康や生命に関わることで法令順守で絶対であればどれだけお金がかかっても優先事項となります。

 

この2か月間の班長の仕事で勿論自分の経験や知識を班員にシェアしていくのも班長の大事な仕事です。班員にはまだ経験や知識が乏しい場合があります。そのために積み上げてきたものを全て吐き出します。出し惜しみなく全てです。

 

あと気持ちよく班員に相談してもらう雰囲気づくりですね。日頃からちょっとした雑談やプライベート的な話も大事。人間なので体調が優れないこともあります。日頃から着用してる洋服のことや住んでるアパートのことを何気に観察しておくことも大事かなと思ってます。

 

精神の乱れは外見にでやすいですし、健康面の管理ができてないと社会人として信用力や信頼を得られなくなり、その班員にとってマイナス評価になってしまいます。

 

私は以前上司から40代になったらポロシャツはNGだといわれたことがあります。一抹の理不尽さも感じましたが、納得感もあってそれ以来私自身に落とし込んで人を見る時の着眼点になってしまいました。

 

私なりの班長の理想像を考えてみました。始めは班長はできるだけ班員の仕事が楽になるように業務を抱え込む方針でした。ただその方針は必ずしも正解ではないような気がします。

 

もちろん自分がその業務を実行するとその時間分他の班員は他の業務を進めることができます。短期的にはそれでいいのですが長期的には有効的な采配ではないかもしれません。

 

私達の仕事は2年から3年くらいのスパンで人が変わっていきます。3年目の人は来年度はほぼ異動していなくなります。その人が勿論次の人に引き継ぐのでしょうが、確実に100%では引き継がれるものではありません。

 

今までの経験で担当が変わってロスする部分も多くあることを知ってるのでスムーズな引き継ぎを視点に入れておくことも重要です。

 

40代後半になって初めて任せられた班長の仕事は何気に班員に任せること、班長ポンコツなんで頼むといったことも重要かなと思いました。

 

私は常々仕事はチームで行うことが効率がいいと考えてます。一人より二人、二人より三人の知恵を使った方がいいですし、人はそれぞれ弱みと強みを併せ持ってます。みんなの強みを融合して化学反応を起こしてみた方がいい成果が出やすい。

 

一般的にいい医者とは、分からないのに自分で判断する医者より速やかにその分野に精通した医者を紹介する医者がいい医者と聞いたことがあります。まさに班長は万能ではないという視座をもっておくことも重要かなと思います。

 

以上こまこま班長でした。