こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#103 【書評】サピエンス全史(上)を読んでみた

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どうもこまこまです。

 

今日は久しぶりの投稿です。

最近は本を読み漁り様々な知識をインプットしていましたのでここでアウトプットします。

 

みなさんは読書してますか?

「読書はめんどくさい」とか「動画の方が楽ちんでいい」などと聞こえてきそうですが、読書はめっちゃコスパがいい自分への投資です。たった1500円くらいの本に著者の人生観や考え方をこれでもかと詰め込んであります。

文字と印刷技術、流通システムのおかげで貴重な人生経験ができる。昔はどんな金持ちだろうと知識人だろうと不可能だったことです。

 

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

を読了したので記事を投稿します。

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

は後日とします。

 

上下巻の超大作で世界中でヒットしている本、「今を生きるビジネスマン必読の新しい教養書」です。(すみません帯からパクってます。)

最近、読んだ本の中では量、質ともにナンバー1です。

 

ヒト=サピエンスは、どうしてここまで進化できたのか生物学や人類歴史学からみっちり解説されています。

そもそもヒトは地球上に住んでいる動物の一種である。地球上の生物のなかで絶滅した種が多くいるなかでヒトは今や70億人に到達している種です。私が小学生時に40億人といっていたので人口増加がいかに爆発的に起きている現象なのかが分かります。

 

ここまで増えるためには安全性より食料の供給が問題になる。本の中でいういわゆる「農業革命=農業テクノロジーの進化」による安定的な食料供給が人口増加を支えています。

 

もともとヒトの集団は狩猟採集民として生きてました。狩猟採集だけでは70億人に必要となるカロリーの供給は無理です。

テクノロジーが発達する前、安定的に食べ物を獲得することが困難な状況で最低限の活動エネルギーの源泉となるカロリー摂取のため食べるのは木の実や貝などを採集したり野生動物を狩ったりして生き延びた。

その日暮らし生活になって食料保存技術もないので食べれるものがないことも多かっただろう。それでも狩猟採集に関する知識を向上させてみんなでその英知を分かち合いながらチームとしてコミュニティを形成して生きる。

 

現代の資本主義社会ではモノとサービスを生み出すための職業が分業化されて専門職として貨幣を稼ぐ。一方で狩猟採集民は石で製作するナイフの知識、狩猟範囲や住まい範囲を知るための地図的な知識、怪我したときの薬草の経験的な知識など生きていくためにオールマイティな技術的知識を求められていた。生きる術を備えたゼネラリストが存在していたが農業革命により専門職化していったため考える脳は退化してしまう。

 

狩猟採集民は農耕民に比べて定住する必要がない。現代でもITスキルで稼ぐフリーランスは定住する必要がないことに似てるかな…

 

 

農業革命によりひとつの場所に定住生活をする集団となり固定化したコミュニティが形成された。そこにヒト同士の情報伝達が活発化して規律、ルールが必要とされる。また、モノを交換するためのツールとして貨幣が流通するようになる。

 

一緒に生活する集団が多くなるとみんなが共通して信じることが必要です。法律や宗教など、

この本の中では認知革命といい虚構(ウソ)として扱っている。この辺りは少し難しいので本を読んでください。

 

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 

 

以上、こまこまでした。