人間は日々成長するのとしないとでは10年後には
複利で大きな差がでますよ。
どうもこまこまです。
新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)
読了したので書評記事を投稿します。
自分がこの本を選んだ理由
私が好きなインフルエンサーが橘玲先生の本を推奨していたからです。
下記の「幸福の資本論」を読んでめっちゃ面白かったのでこちらの本もアマゾンでポチっと購入しました。
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著者情報
著者名:橘玲(たちばなあきら)
1959年生、早稲田大学文学部卒業。
02年、「マネーロンダリング」でデビュー。
06年、「永遠の旅行者」が第十九回山本周五郎賞候補作となる。
他「タックスヘイブン」
「言ってはいけない」
「上級国民/下級国民」
本の概要
黄金の羽根とは「資本主義経済の制度の歪みがもたらす幸運」のこと。
経営者やサラリーマンしながら起業を夢見てる人にとって必読の本です。
本の中で著者がいう「お金持ちになる方法」は3つ。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
さらに1行でいうならば
資産形成=(収入ー支出)+(資産✕運用利回り)
【 目 次 】
PART1 人生を最適設計する資産運用の知識
1.世界にひとつしかないお金持ちの方程式
2.誰知らない資産運用の常識
3.不動産の呪縛を解き放つ法則
4.生命保険は損をすることに意味がある
5.見えない「貧困化」が拡がっている
PART2 人生を最適設計するマイクロ法人の知識
6.国家に惜しみなく奪われるひとびと
7.個人と法人、ふたつの人格を使いこなす
8.マイクロ法人で人生が変わる
9.不可能を可能にする奇跡のファイナンス
10.税金について知りたい本当のこと
11.税務調査の裏と表
PART3 人生を最適設計する働き方
12.クリエイティブクラスとマックジョブ
(全406ページ)
引用を交えた感想①
4.生命保険は損をすることに意味がある
生命保険は原著で述べているように、その本質は「不幸な出来事が起きたときに当せん金が支払われる宝くじ」ですが、保険会社は”家族への愛情の証”と宣伝しています。これは”不幸の宝くじ”としての特徴が、「自分が死んだときに家族を守る」という純愛の物語に適しているからです。
その結果、保険はたんなる金融商品であるにもかかわらず、巧みなマーケティングによって特別の地位を確保するのに成功しました。こうして多くの日本人が、必要以上の保険に加入してお金を無駄にしているのです。(本書216ページより引用)
私の生命保険は具体的にどのような内容なのかざっと調べてみました。
①富国生命
・保険料7000円/月、妻5000円/月
・私の死亡時保険金が約1500万円(妻は200万円?)
・入院日額6000円(10000円になることもあり)
⇒がん保険は入院でも通院でもかかった治療費を保証
②自治労セット共済(遺族付加年金)
・保険料5000円/月
・私の死亡時保険金が1600万円
結局、自分が病気した時の医療費と死亡した時に家族に残すお金です。
私は持ち家を35年住宅ローンで購入したときに団体信用保険に加入してるので死亡時には住宅ローンがチャラになります。ということは残債2500万円つまり月々7万円とボーナス時の21万円、年間120万円の住宅費用が無料になります。
さらに先日借り換え時にがん特約が付いてがんと判明した場合も住宅ローンがチャラになります。
さらに、私は25年間既に働いてきてるので死亡時=退職金約1300万がでます。
私の家族構成は妻と子供2人。
長男があと2年で高校卒業、次男があと1年で中学卒業ということから8年すれば子供達は大学卒業。国立大学として入学金40万、学費60万/年。子一人約300万円。
なので、いろいろ考えた結果②自治労セット共済は解約しました。
生命保険は営業である外交員が営業ノルマを達成するため、必死に保険加入を勧めてきます。保険に加入してもらえば外交員の給料がアップするインセンティブが与えられてるはずです。
結局、他人の人生の事なのでそんなに真剣にこっちの懐事情などは考えてません。決して生命保険が必要ないとは思いませんが、そんへんは割り引いて冷静に自分のライフステージに合わせて家族にいくら残せばいいか?よく考えてみる必要がありそうです。
引用を交えた感想②
8.マイクロ法人で人生が変わる
自営業者が法人化することを「法人成り」と呼びます。税法上は、資本の50%以上を本人または本人の関係者(法人を含む)が保有するものを「同族会社」といい、日本の法人の95%がこれに該当します。(中略)ではこれから、マイクロ法人を設立するとどのようなことが可能になるのか具体的に見ていきましょう。(中略)マイクロ法人は資本金1億円以下の中小企業に該当しますから、所得が年800万円相当額以下の場合、法人税率は15%です。(中略)
個人が法人を利用して合法的に税コストを下げるには、4つの基本的なルールがあります。
①所得税の発生しない範囲で給与を決定する
②所得税の発生しない範囲で家族を雇用する
③生活費を法人の経費に振り返る
④個人資産を法人名義で運用する
ただし残念ながら、このうちサラリーマンが活用できるのは、法人名義で資産運用する方法だけです。(本書268~274ページより引用)
私は父親がまさしく父母二人役員のマイクロ法人を設立していました。法人とは何か、会社設立から決算のこと全てが知らないことだらけの自分ですが父親が亡くなったことから一時的に法人経営に関わることになりました。
もちろん主体的には母親が立振る舞いながら自分は別のサラリーマンなので裏方の黒子役に徹しました。
貸借対照表の資産とは?資本とは?損益計算書とは?全て書籍を購入して勉強。
この時の経験があるので本書で語られている「マイクロ法人で人生が変わる」ことが理解できました。マイクロ法人は”黄金の羽根”そのもので私の将来的な人生に大きなメリットを与えることになりそうです。
まとめ
お金持ちの定義がこの本の中では一般的なものと違うように思います。お金持ちになるには知恵が必要です。どれだけ収入があっても無駄なものを購入していたらお金は残らないでしょう。投資に回したらお金がまた生み出されます。
投資の中で最も重要なのが知恵の源泉となる自分への投資です。若い人もオッサンも自分へのお金の投資が豊かな人生を送るための近道であることは私がいつもブログに書いていることです。
以上こまこまでした。