こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#164 未婚化・孤立化が進む日本の空き家問題を考察

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人生100年時代をどう生きますか。

どうもこまこまです。

 

田舎に住んでるとあちこちで空き家が目立つ。

行政側も空き家対策が待ったなしの課題となりつつあるため、空き家と田舎暮らしをしたい人をマッチングする政策にも力を入れている。

空き家になる理由は様々ですが、社会的問題の切り口をいくつか並べたあと自分なりに考察してみた。

 

 

空家率の増加

空き家対策に行政も乗り出しているが効果には限界がある。

下のグラフは日本の総住宅数・空家数および空家率を示している。

すでに実績値で13%が空き家で、近い将来では21%が空き家になる予想。

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単独世帯の増加

 

いつかは両親がなくなって結婚しないなら一人暮らしになる。

日本では下グラフのとおり未婚率の増加や、核家族化の影響を受けて、単独世帯(世帯主が一人の世帯)が増加している。2040年には単独世帯の割合は約40%に達すると予測されている。特に、65歳以上の単独世帯数の増加が顕著である。

(出典)2015年まで総務省統計局「国勢調査」2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(全国推計)2018(平成30)年推計」(2018)

 

正規雇用者の増加

1990年以降の日本の雇用状況における特徴的な動きの一つが、非正規の職員・従業員数の増加。1990年に881万人だった非正規雇用者数は2014年に1962万人と2倍以上になってしまった。

 

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(出典)総務省統計局HPより

 

考察

そもそも働く場がなく、若者が遊ぶ場もない。高校や大学への進学や就職などで大阪や東京へでていくとそのまま親元の実家には戻ってこない。

 

逆に実家に残っている人は結婚しないパラサイトシングルは、結婚するために十分な経済的な基盤がなく相手がいて結婚したくてもできない。

 

パラサイトシングルが悪いのかというと経済的な側面からいうと仕方ない面も。住居費や食費を安くし効率性などを考えると実家暮らしが正解ともいえる。

 

しかし、未婚化、実家での同居暮らしのあとは親がなくなり実家で単身世帯となる。

 

未婚という生涯孤独の人生を選択すると単身世帯で天涯孤独の一人暮らし生活が長くなる。一人でも女性は社会的ネットワークに依存できる性質をもっているが男性はどうだろうか。

 

男性の独居高齢者は社会との結びつきが弱く誰とも連絡もとらない孤独化に陥りやすい。精神的な安定性を失いうつになりやすくなる。社会的支援も乏しいため経済的な基盤が弱くなる傾向にもある。

 

一方で実家を遠く離れて暮らすことが空き家増加にもつながっている。

遺産の不動産については相続問題のもつれなどから売買できないことも多いようである。

行政側の支援にも限界があり自己防衛が必要で予防的な策としては

 

  • 普段からどうするか家族で話しておく
  • 遺言状を作成しておく
  • 司法書士など専門家に相談しておく

 

以上こまこまでした。