こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#60 伊豆大島での大失敗

どうもこまこまです。

 

人生で失敗して事ありますか?

長い人生なのでとんでもない大失敗ってありますよね。

 

伊豆大島での大失敗

今から17年前、土木技術者である私は砂防を学ぶための研修で伊豆大島に出張することになりました。

東京の砂防会館というところでみっちり座学があったあと、東京湾のとあるふ頭から当時火山爆発のため入島規制がしかれていた三宅島までフェリーで移動。その後、伊豆大島まで向かって大島町役場周辺で宿泊。

二日目は大島内の現場見学。

夜は大島町役場主催でバーベキューでのおもてなし。大島の人はみなさん気さくな雰囲気で、魚の刺身も美味しくてお酒がかなりすすみました。そこで私は人生で初めて「くさや」といものに遭遇しました。みなさんは「くさや」って知ってますか。

くさやは、魚類干物の一つで、伊豆諸島特産品として知られていて、世界でも臭いで有名。そもそも臭くても名産品というのがよく分からない。

せっかく大島まできて「くさや」は思い出に食べて帰りたい。

まず、その匂いが印象的でした。下品な言い方で申し訳ないのですが、まさしくそれは形容しようとすると「う〇この匂い」でした。ほんとに。私の記憶にそう刷り込まれています。匂いがそれなのに食することができたのかはもう記憶が定かではありませんが、食べたという記憶はあります。味の方は伝統的な名産品として名高いものなのでそれなりだったと思います。もうショックでした。

その日は現地解散で、あとは自分で勝手に帰宅するというスケジュール。

翌朝は各自で大島から羽田まで飛行機で移動してそこから帰る。

大島からの飛行機の便が正午ごろだったので、かなりゆっくりできる感じでしたので何か暇つぶしに大島内の公営温泉みたいなところで休憩することにしました。

お風呂に入って畳の休憩室でゆっくりとなり、横になってると眠くなってきました。お尻側のポケットに二つ折りの財布を入れていたので仰向けに寝るとき邪魔になりお腹の上に置いたのが運の尽き。

私は昨晩からの大島の方のおもてなしに触れて、いいところ大島という思いでいっぱいでした。うとうとと寝入ってから起きたときに顔面蒼白。

飛行機の出発時刻まであと3分。もう絶対に間に合わない。それでは次の便でというと一日に一便しかないので、今日中には帰れない。

さらに追い打ちをかけたのが、財布も紛失している事実。

周囲には中学生がいたり結構人がいて犯人探しは無理な状況。私は財布を失うとともに、もう一晩大島に宿泊する必要があることに。

無一文でどうやってこのピンチを脱出するか考えました。その結果、前の日にさんざんお世話になった大島役場に電話したお金を借りることにしました。たしか2万円。ほんとに大島の人の親切心(財布の盗人は除く)に依存して追加で宿泊してどうにか次の日には大島を無事に脱出。

自宅に戻ってからはすぐに聞いていた振り込み先に2万円を送金するとともにお礼感謝の手紙を書いて郵便で送りました。そのあと銀行キャッシュカードからクレジットカード、免許証などの更新手続きにも面倒な手間がかかりました。

この時の人生の教訓としては、財布は人目につくところに絶対においてはならない。

おそらく犯人(あえて犯人といいます)は財布が目に入って、私が寝てる隙に盗みを働いてしまった。魔が差したのかもしれない。そうさせたのは私の隙だらけの愚行にも要因があり猛省しなければならない

また大島の人を悪く言うわけではないが、人を信用し過ぎるのはいけないということ。

財布自体が約2万円、財布の中に5万円の現金を入れていたため少し高めの勉強代になりました。

 

以上こまこまでした。