こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#191 【読書感想】フルライフ

アニメの「鬼滅の刃」にハマって家族から白い目で見られているオッサン。

どうもこまこまです。

フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略 (NewsPicksパブリッシング)

 

フルライフ 今日の仕事と10年先の目標と100年の人生をつなぐ時間戦略 (NewsPicksパブリッシング)を読了したので記事投稿します。

 

人間の平均寿命が年々伸びており人生100年時代を意識した生き方が大切になってきている。

 

従来の考え方だと幼稚園から大学まで20年くらい学んだあとに40年くらい働いて余生として10年くらい休んで一生を終える。そもそも今の年金制度などは平均寿命が60歳くらいで作られている制度。

近い将来は定年制度もなくなり、同じような会社組織で人生の半分となる50年くらい生きていくことに。

しかし、たった一度の人生、同じ会社組織に偏った生き方を考え直すとともに人生における時間的戦略を意識して見直す必要がありそう。

 

本書では人生100年を春夏秋冬の4ステージに分けて「働く」と「休む」の間に50歳から75歳のステージを「実りの秋」としてアチーブメント期が訪れるとしている。

私ももうすぐ50歳になるが、子供も大きくなりお金はかかるが手間暇はかからないようになった。

職場でもハードワークがなくなり、自分が培った経験や知識を通じて後進の指導やグループ全体のマネジメント業務が多くなった。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略などいろんな本を読んでみて、幸福感やマインドフルな生き方の肝は多様な価値観からなる自分軸をもつことではないか。

終身雇用制度や年功序列など旧態依然としたものは終わり同調圧力の強かった会社の在り様はアフターコロナの時代で確実に変化するだろう。

特にホワイトカラーの仕事はリモートによる在宅勤務が常識となりつつある。

会社への帰属意識は希薄化しオフィスに通勤する価値も見直されてきている中「あなたには社会貢献できるどんなスキルがありますか?」という本質的な問いが投げかけられる。

 

働き方改革の文脈で新型コロナが在宅勤務を常態化させた環境の中で会社で決められたことに思考停止した毎日は楽かもしれない。

自分の人生の中で仕事は一部であり仕事以外の自分の時間をどうやって使うかが大事なこと。自分の時間は限りある大切な資産ですから。

 

とにもかくにも、自分を見つめ直して「好きなこと」、「得意なこと」、「価値があること」を棚卸して3つが重なり合うことに全集中してみる(鬼滅の刃風?!)。

これって私が読み漁った本のなかによくでてくる考え方です。

自分ゴトとして考えると「学ぶこと」、「教えること」、「育てること」の重なるところに「実りの秋」を迎えるための準備のため時間を使いたい。

 

以上こまこまでした。

 

#190 三日坊主な人は挑戦してる人

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久しぶりの在宅勤務ができたもののイマイチ手応えがないこまこまです。

 

流されるように時間を消費している毎日だと自分自身に蓄積しているものがなくて不安になりませんか?

 

なのでいろんなことにとりあえず挑戦してみる。だけど三日坊主で終わってしまう。運動や食事制限、禁煙、日記、筋トレ、読書、ブログなど。

それでもとりあえず始めてみることが大事なことかなと思います。

よく巷では「やりたいことがわからない」という人が多い。

周囲を見渡すといい大人だけど毎日漫然と生きてる人も多いような…。

毎日ただただ垂れ流しのテレビをみたりクソどうでもいい芸能人の不倫話したり…。

何事もやってみないと自分がやりたい事って探せないので、他人はどうあれ自分の時間に全集中する。

 

私は最近お腹がでてきたことと顔のシミが目立ってきたので、運動と食事の両面で生活習慣を見直しています。

何故やる気が出てきたのかというとこの本を読んだおかげです。

どこかで加齢のせいにしてあきらめている自分とどうにかしたいという両面の自分がいて葛藤してましたが挑戦します。

 

運動については簡単お手軽なジョギング&散歩。

朝昼夜のどこで運動時間を確保するのがいいか検討しました。

 

結論から言うと夜。

朝は通勤前の自宅周辺と通勤後の職場周辺のどちらかで検討してみましたが私の場合はどちらも難しそうです。

時間効率の観点から朝早く出勤することで通勤渋滞を避け、時差出勤を活用して夕方は早く帰宅して30分くらいのジョギング。

 

食事については腹八分とアルコールを控えています。

三日坊主になるのも恐れず挑戦あるのみ。

この生活習慣の見直しが続いてくれれば1カ月後、半年後、1年後の自分が楽しみです。

 

以上こまこまでした。

#189 【読書感想】リーダーシップの旅

貧乏性なのになぜかお金が貯まらない。

どうもこまこまです。

リーダーシップの旅  見えないものを見る (光文社新書)

今日はリーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書)

を読了したので記事投稿します。

 

日本でリーダーで有名な人みなさんは誰が頭に浮かびますか?

松下幸之助小泉純一郎など個性的な人がいました。

本書ではリーダーは「見えないもの」が「見える」ことなど求められる能力についても書かれてますが、それより私の胸に深く刺さったのは自分の意味や価値、夢や志について書かれてるところでした。

 

人は約16年間にも及ぶ学校生活を経験したあと長い会社生活のなかで組織や規律に縛られて身動きができなくなる。家族や世間体など守るものも多くなり本当に自分がやりたいことや好きなことが探せなくなってくる。

 

自分自身もそうである。

組織の歯車として26年間で10回の異動を経験して毎日の自分の時間が流れている。

私は社会人となったときから、組織のなかでしか通用しない肩書やスキルではなくてどこに所属しても独立しても通用するような人間でありたいと強く考えていました。

本書で書かれている部分を一部抜粋します。

比較的同質的な社会に暮らして受験戦争の洗礼を幼少期に受ける私たち日本人にとっては、一種の競争になりがちだ。ライバルよりも大きな成果や信用の蓄積度合いが時に給与やボーナスといった報酬額に跳ね返り、出世に反映される。

世間の評価というものが評価尺度になると「やれば認められる」「認められるためにやる」という具合いで信用蓄積はゲーム化していき、私たちはそのゲームのなかに埋没していく。その結果「本当にやりたいこと」をいつの間にか忘れてしまい、当初は何かを成し遂げるための手段であったはずの信用が目的になってしまう。

ほとんどの人はこの目的化した信用を蓄積するために自分の時間を費やしてしまう。

アップル創業者のスティーブ・ジョブズが言った有名な言葉、

「他人の人生を生きるな、自分の人生を生きろ

本当に自分がやりたいことは何か。」

 

自分がやりたいことを探すヒントとなることが本書にあった。

長い人生を送り、その半ばも過ぎたころになってようやく「これが自分かな」と見えてくるものが自分だ。 

また、もう一節

その人の価値観だけでなく、才能や能力、動機や欲求にも目を向けることになる。

「何がうまくできるか」「どのような欲求が自分の中で強いのか」「何をしている自分に意味や価値を感じるのか」という問いから統合的にとらえる自分の姿を示唆するのがキャリアアンカーだ。

自分の価値を見出すのは容易なことでないかもしれない。

自分には何ができるかわかるためには、何か新しいものに挑戦してみるしか何ができるかがわからない。

いろんな分野を経験したり学ぶことで自分の才能や能力の点を打っていき、その点が結ばれ広がる空間が自分の人生を豊かにしてくれる。

 

以上こまこまでした。

 

#188 【読書感想】シン・ニホン

昨夜、晩酌して気持ちよくなっていたところ長男と高校物理の問題を一緒に解くことになり睡眠不足。

どうもこまこまです。

 

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)

を読了したので記事投稿します。

 

作者の安宅和人さんは東大卒、マッキンゼー、ヤフーCSOとエリート中のエリート。

前作イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」も評価が高い。

本書では、日本は平成の30年間世界経済で負け続けたが、これから戦略をもって臨めば十分立ち直れるという内容。

落合陽一さんの「日本再興戦略」とコンセプトは一緒です。

 

日本社会は、一般的には大学入試の受験戦争で一時的にもまれるが、その後大学生活、社会人になって勉強する習慣がなくなる。

この変化の激しい時代では終身雇用や年功序列といった旧態依然としたシステムが生み出した「ジャマおじ」が前例踏襲が一番と変化や挑戦を阻む。

 

もともと同調圧力が強い日本では出る杭は打たれるし違った価値観を嫌う。

学校では髪型や靴下の色、スカートの長さなど校則で縛り学校の先生たちは思考停止したまま生徒たちに同調を強要する。

 

そもそも社会人としてのまとまな経験のない先生が学校で変化に柔軟に対応できる能力開発、育成を担うことが無理。

自分たちの凝り固まった価値観を押し付けるのが関の山である。

 

高齢者への健康福祉政策もいいが教育再生政策や科学技術政策に国家予算を再配分し日本の未来への投資が必要である。

データ×AI時代が進めば人間が残された役割は、クリエイティブなことにシフトしていく。

 

便利な生活を探求し大量生産、大量消費からモノの豊かさを目指した価値観から希望や夢、物語、共感、意味づけといったコトへと価値観が変容してきている。

 

本書では、人間は新たに問い立て深い気づきを得られるかは活動の目的や文脈に照らして何かを嗅ぎ分ける力(嗅覚)、統合して意味合いを考える力(洞察力)の有無にかかっている。また、自分なりに見立てる力、夢を描く力、妄想力が大事になってくると説く。

 

新型コロナ対応で学校活動の維持には今まで使用禁止の規則にしてたスマホを利活用することが有効手段の一つだが、学校はオンライン化の対応ひとつに右往左往。

 

遅すぎる10万円現金支給や無駄なマスク配布、学校の長期活動休止など奇しくもコロナ騒動により頭の固い役人や教師が変化への対応力がないことが露呈してしまった。

 

若い世代はスマホ文化があたりまえでユーチューバーやプロゲーマーになりたいと夢みたり妄想をふくらませる。

日本の未来を背負う若い世代はコロナ騒動のなか大人たちをみて、どう思うのか?

 

私たち大人は、変化に対応できるよう日々の学びから教養を磨き、たゆまぬ努力を怠らないようにしたい。

 

以上、こまこまでした。

 

#187 【読書感想】FACTFULNESS(ファクトフルネス)

男の化粧をバカにしていたのに最近は化粧水でお肌手入れしてるオッサン。

どうもこまこまです。

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

を読了したので記事投稿します。

 

2019年ビジネス本で最も売れた本ではないでしょうか。

作者のハンス・ロスリングさんは本書の出版前には亡くなってます。

自分の人生をかけて書き上げられたのではないでしょうか。

 

さて本書の内容はいろんな人がすでに語っていると思います。

人間が情報から物事を理解しようとするときに様々なバイアスがかかってしまう。

二項対立として捉えようとする分断本能、悲観的にインプットするネガティブ本能など10の思い込みが紹介されています。

本書でもっとも着目すべきは国別の人口、5歳まで生存する子供の数、女性一人あたりの子供の数をバブルチャート式にグラフ化したもの。このグラフが1965年と2017年が比較できるよう掲載されている。

途上国と先進国を分断してみえる1965年に対して2017年は世界のほとんどの国が重なっている。

 

私が小さい頃の世界人口は約42億人だった。

現在の世界人口は約77億人。

そのうち中国とインドを含むアジア圏には約40億人が暮らす。

農業技術の進展による食料不足解消や衛生環境インフラの整備によって世界の人口は爆発的に増えてきた。

20年前に日本の交通事故死亡者数は年間約1万人と言われていた。

現在は約5千人。

世の中はどんどん良くなっていることが多いのにニュースなどで報道されることは少ない。

犬が人間を噛んで死んでもニュースにならないが、人間が犬を噛んで死んだらニュースになる。

現代人の1日の情報量は江戸時代の1年分ともいわれている。

フェイクニュースや情報源がよくわからないものも多く玉石混交の情報化社会。

正確な事実をどうやって把握し解釈、咀嚼して自分が何をアウトプットするのか。

私はなるべくポジティブに物事を考える楽観主義者。

雑な一面、適当にこなすこともあるが仕事は割とスピーディーに効率的にこなすタイプかな。

なんか求められているアウトプットにそもそも価値がないものだったら自分のリソースを100%かけて全力だしてもあまり意味がない。

世の中で自分の時間ほど大事なものはない。

私は車での通勤時間に1日3時間ほどかかっていた生活から職場の近くに単身赴任生活へ変更した。

テレビを見る習慣を捨てて新たに生まれた自分の時間はほとんど読書にあてた。

 

その読書時間によるインプットをブログでアウトプットしている今の自分。

自分の時間の使い方は自分がコントロールできること、自分が選択できること。

ひとつ一つの毎日の選択が自分の人生を彫刻している、、、。

 

以上、こまこまでした。

 

 

#186 【読書感想】日本再興戦略

新型コロナ緊急事態宣言に伴い自宅での自粛生活が続くも家族のありがたさや大切さを実感。

どうもこまこまです。

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

を読了したの記事投稿します。

 

筑波大学の教授であり、メディアアーチストであり、科学者であり、作家という「現代の魔法使い」こと落合陽一さんの傑作。

(参考記事) 

komakoma41.hatenablog.com

 

世界経済で米国のGAFAや中国のBATHに圧倒されてしまい世界で負け続けた日本。

そう嘆いている人が多いなか落合陽一は日本が培ってきた価値に基づくグランドデザインを描く。

最近出版された安宅和人さんの「シン・ニホン」でも同じように日本独自の価値に着目して日本再興が語られている。

 これからの生き方としてワークライフバランスではなく「ワーク・アズ・ライフ」と説く。仕事とプライベートを別々のものと考えるのではなく自分の生き方や人生のなかに仕事が存在することが大切という考え方。

 

将来的には定年が70才とか75才になる時代においてストレスフルな仕事を一生やっていく人生は幸福感がうすい。

本書では、これからの日本人が必要な能力は「ポートフォリオマネジメント」と「金銭的投資能力」の二つ。

ポートフォリオマネジメント」とはいろんな職業をもちポートフォリオを組みながら暮らしていく能力。

「金銭的投資能力」とは「何に張るべきか」を予測する能力。

 

人口減少、超少子高齢化公的年金制度の維持のため一生死ぬまで働くことが求められる日本において落合陽一のような複数の働き方が必要となる。

副業ではなく複数の職業、稼ぎ方をもつ「複業」という働き方。

加えて社会のなかで人間は一人では生きていけないためコミュニティのなかに所属する必要がある。

 

いままでは会社に所属しながら自分が住む地域コミュニティとの繋がりのなかで生きることが標準だった。

しかし会社では人間関係が希薄化し自分が住む地域とも疎遠になりがちな現代。

コロナの影響でリアルなつながりが廃れる一方でオンラインでのコミュニティという土壌が一般化していく。

 

複業は落合さんがいうポートフォリオマネジメント」につながる話だが、

人生を豊かにするためにも社会と様々な接点をもつ手段として複業は価値があるのかもしれない。

以上、こまこまでした。

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

  • 作者:落合 陽一
  • 発売日: 2018/01/31
  • メディア: 単行本