こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#185 【読書感想】 21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

1年以上にわたる毎日2分の筋トレ習慣でも効果を実感。

どうもこまこまです。

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

 

「サピエンス全史」「ホモ・デウス」に続くハラリ3部作

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考

を読了したので記事投稿します。

 

komakoma41.hatenablog.com

  

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人類は、農耕技術の進展により定住する集落において宗教や国家、貨幣など虚構をつくり出した。現在、インターネットによるグローバル化が進む一方で、英国による欧州連合離脱や米国のWHO離脱など世界の分断化も目立つ。

AI技術と生物工学の普及の組み合わせから一握りの超人的な金持ちとそれ以外の無用な人との新たな分断を生み出す可能性があるとハラリは説く。

 

資本主義の根幹であるお金について、アナログ的なコインや紙幣からクレジットカードやQRコード決済などデジタルなお金が私たちの日常生活で急速に進んでいる。

新型コロナ対応により国家は100兆円ほどの当初予算に加えて120兆円規模の追加経済対策を行う。

 

20年前に600兆円超の借金が2020年には1000兆円超にも増幅。

仮想化するお金が、複雑化する経済の根本的な道具であることは間違いないが、何か腑に落ちない。

昨日は、飲食店の店主が経営難からの自殺?のニュースを見聞きした。

 

新型コロナに対して国家の対応が遅いなどと嘆く声もわかるが、どこか腑に落ちない。

国家と個人、経済とお金、自由と責任、平等と公正、人生と労働、、、。

 

本書では、

人類が直面する史上空前の変化と根源的な不確実性を伴う世界に対して私たちはどう備え、次世代にはどんな準備をさせておけるか?

を次のとおり説く。

大量な情報をスマートフォンで瞬時に得られる時代のなかで求められる能力は、

情報の意味を理解したり重要なものとそうでないものを判別できる能力、さらに大量の情報の断片を結び付けて、世の中の状況を幅広く捉える能力。

また、学校は何を教えるべきか?という問いに対して多くの教育の専門家は、批判的思考、協働、創造性、コミュニケーションを教えるべきだと主張している。

なかでも重要なのが変化に対処し、新しいことを学び、馴染みのない状況下でも心の安定を保つ能力になるだろう。2050年の世界についていくには新しいアイデアを考えつくだけではなく、何よりも自分自身を何度となく徹底的に作り直す必要がある。

 

新型コロナ騒動があらわにした不確実で複雑な世界をどう生きていくべきか?学校では決して教えてくれないことにどう向き合えばいいか。

 

私は、変化に順応するために精神的、肉体的、頭脳的に自分自身をアップデートするために、世の中の様々なことに好奇心を抱き学び続けるしかないと考える。

学び続ける大切さをこの本を読むことで学べました。

 

人生100年時代、たった一度きりの人生であり「人生二度なし」です。

死ぬ瞬間に「わが人生悔いなし」と思って死にたいならば、今の一瞬一瞬を大切にして生きていきたいと再認識。

 

以上、こまこまでした。

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考
 

 

#184 【読書感想】苦しかったときの話をしようか

在宅勤務を連続で取りすぎて上司から怒られて凹んでいます。

どうもこまこまです。

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

 

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

 を読了したので記事投稿します。

 

作者の森岡毅さんはユニバーサルスタジオジャパンをⅤ字回復させたプロマーケッター。

その森岡さんが社会人となるご自分の娘さんへ書いた手紙を書籍化したもの。

異例の書籍となるが書いてある内容は自分の胸に深く刺さった。

「やりたいことがわからない」という娘に対して

「自分の軸がないから」とズバリ!

また、就職先を悩むのではなく、

「考え抜くべきは自分の重視すべき軸」とも。

 

「経験がないから何になりたいかわからない」ではなく、

「わかるということは何がわからないかをわかること」。

 

 

もう一方で、自分の宝物は何か?

成功は弱みからではなく強みから生まれるもの。

その成功を生み出す強みこそが宝物。

自分を肯定したときに自分の中での相対的な特徴こそ宝物。 

したがって

キャリア戦略とは、目的達成のために自分の特徴を認識して

その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいくその勝ち筋

を考えること。

 ここまで序盤30ページくらいの内容ですが、私にとっては人生の教訓となるもの。

私は自分の特徴ってなんだろうか?と考えた。

偏差値教育のなかの受験勉強や資格試験に向けた学習という経験から

①学ぶことを継続して行うこと。

職場で若手後輩に対して仕事を教えるという経験から

②他人にわかりやすく教えること。

 

もうじき半世紀の人生からこの2点が自分の強みではないか。

 

自分の強みから学ぶことを他人に教えるようなことを将来的には仕事とする新たな夢をもつことができた。

この本との出会いががなかったらその夢をもつこともなかった。

そういう意味から森岡さんには感謝ですしみなさんもぜひ購読することをおすすめします。

 

以上 こまこまでした。 

 

 

#183【読書感想】銃・病原菌・鉄 上巻(ジャレド ダイアモンド)

新型コロナの在宅勤務と有給休暇の違いがいまいちよく分からない、、、

こまこまです。

  

銃・病原菌・鉄 上巻

銃・病原菌・鉄 上巻

 

 

銃・病原菌・鉄 上巻を読了したので感想を記事にします。

 

正確にいうと病原菌とウイリスは本質的には異なるようですが、新型コロナウイリスとたまたまニアミスしてしまいました。

 

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

を読んでからずっと気になってました。

 

komakoma41.hatenablog.com

 

 

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サピエンス全史のエッセンスとこの本は似通ったところがあるのではと思いつつ読み進めたところです。

銃と鉄はある程度想像がつくのですが病原菌がいまいち、、、

読んでみると新型コロナのことと一致する部分もありました。

それは人類が戦ってきたなかで手強い相手だということです。

 

世界の四大文明の出現から人類の進展には地域によって格差が生じています。

これはなぜか?

作者は地理的な条件がすべてだと。

正確には気候や地理的な条件からその場所に存在しうる野生植物や動物は限られている。

野生動物植物が存在しうるかどうかで家畜化、栽培化できるかどうか決まる。

つまり環境条件がすべてであり人種による差異はないと結論づけている。

 

ニュージーランドで人口より多く飼育されている羊もそう。

インドネシアやエジプトなどの赤道近辺の国々で羊が飼育されていないのは環境条件のせいだ。

ヨーロッパの人が、、、アジアの人が、、、アメリカの人がは関係ない。

少なくても農耕技術が進展し定住生活に変化した時代には気候や雨量、地形、土壌、地質、野生動物の生育環境などが大きく影響している。

 

現世でも他人のせいや環境のせいにすることも多々ある。

実際に人間は生まれてきたときに既に平等ではない。

天皇家で生まれた子と親が誰だかわからないまま生まれてきた子では差異があるのは当然である。

 

しかし、その前提条件を妬んでも人生は1ミリも変わらない。

幸いにも現世ではインターネットンなどテクノロジーの進化でどの国に生まれてきても

変わらくなりつつある。

 

病原菌がミサイルなど戦闘兵器に比べて比較にならないほどに恐ろしいことかこの本は教えてくれる。

 

以上、こまこまでした。

 

#182 コロナ騒動の中で次の一手を考え行動してますか?

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新型コロナの影響で働き方が大きく変わってしまった人も多いのでは。

どうもこまこまです。

 

自分の時間を大切にするために毎日をどう過ごすかがますます大切になってきてます。

 

今回の新型コロナでは仕事だけでなく

「地球上の人類はどうしますか?」

と問いを投げかけれた気がします。

 

これまで1万3000年前、人類の誕生から人類の生命存続のために野生動物を家畜化し群生している植物を栽培化する農耕革命に成功した。

狩猟採集民から農耕民へ変化したことで定住生活を営むようになると衛生面や環境改変の影響から人と病原菌との闘いが始まった。

 

医学の進歩から免疫や治療技術などテクノロジーの進化により幾多の苦難を人類は克服してきた。

だから今回の新型コロナも時間は多少かかるかもしれないが克服することになるだろう。

コロナショックでメタメタにやられた経済だが私は楽観的にみている。

パーキンソンの法則で膨れ上がったクソ仕事、無駄な会議がどんどん中止。

そもそも必要のないことを仕事にしていたことが露呈された。

 

もともと日本社会はいろんな既得権益にすがる業界団体の圧力からなかなか業務効率性が諸外国に比較しても停滞していた。

在宅勤務の励行で職場の在り方やリモートワーク、脱印鑑による電子化も推奨されてくるだろう。

 

日本経済が一時的には瀕死状態になれど第二次世界大戦では焼け野原からカンバックした国。それには政治がリーダーシップを発揮し教育再生に予算をシフトしてほしい。

 

この機に乗じて政府は年金支給年齢を65歳から75歳に引き上げようとしている。

国もイデコやニーサなど個人での投資を後押ししている。

日本の釣り鐘型から棺桶型に変わっていく人口構造からして当然の政策といえる。

 

現在の日本は年間約140万人が死亡し約80万人しか生まれない多死少子化社会で年間60万人の人口が減少している。

10年間で600万人、30年後の2050年はだいたい2000万人は今から人口減少しているのはほぼ確実な未来です。

人口が多い世代である団塊ジュニアが結婚、出産するようなタイミングはもう過ぎてしまったので人口減少のスピードはますます上がるでしょう。

 

終身雇用は崩壊し会社に帰属している人生ではリスクがありリンダグラットンの「ライフシフト」のような生き方が重要になってきます。

 

komakoma41.hatenablog.com

 

三菱UFJ銀行も人員削減の上積みを発表したし、さまざまな会社が45歳早期退職制度や副業を推奨。

ますます個の時代、個の市場価値、個で稼ぐ能力が大切になってくるみたい。

なんだかんだ文句言ってもしょうがなくて、せっかく時間がたっぷり与えられたので自分自身の特徴や生きてきた文脈をじっくり考えて行動する勇気をもつ。

あなたはもうコロナ騒動の中で次の一手を考えて行動してますか?

 

以上こまこまでした。

#181 小手先ではない抜本的な少子化対策を考える

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社会問題も真剣に正面から考える、どうもこまこまです。

 

人口減少が実際に始まって少子化対策を議論されて久しいが一向に効果ある政策はない。

そんな中、ハンガリーのオルバン首相は「移民ではなく、出生率を上げて人口減少を防ぐ」ためにとった子育て支援策のひとつが「子供を4人産んだ女性は、一生、所得税をゼロにする!」とのこと。

chikirin.hatenablog.com

 高一と中三の子どもを持つ親である私は子ども達が小さい頃から積極的に育児してきました。

 

基本的に赤ちゃんは何も自分ではできないので夫婦で共同しての子育て。

仕事にも寝不足ぎみで出勤する日々、子育ては精神的にも肉体的にも疲弊し負担感があり、毎日「子供が大きくなれ」と願いながら過ごしてました。

さらに家庭的に経済的に負担があるのも事実。

 

日本はここ20年間で可処分所得が増えていません。

なぜなら年金や医療などの社会保障費が年々増え続けるなかほとんど経済成長なし。

(関連記事)

www.nikkei.com

 

人口減少のなか経済を支えるのは女性の社会進出。

 

官民どこの組織でも雇用の非正規職員化が進んだため、非正規職員で十分な収入が確保できない男子が急増。

専業主婦ではなく共働き世帯が増える一方で核家族化から子育ての負担は増す。

女性の社会的、経済的な自立は、離婚率の高止まりや生涯未婚率を助長している。

 (関連記事)

news.yahoo.co.jp

子供を増やすには合計特殊出生率2.0に近い数字が欲しいが日本は程遠い数字。

このような経済的負担を減らすため民主党政権下の目玉政策「子ども手当」。

子ども手当」は中学生までの子どもに月額二万六千円を支給する政策で当時の子だくさん世帯はぬか喜びとなったもの。

www.tokyo-np.co.jp

 

現実的に経済成長しないのに財政的な財源がなく完璧なまでな愚策でした。

そもそも少子化や人口減少がそんなに問題なのか問題。

フランスやドイツなど欧州の各先進国の人口はおよそ7千万人で日本も長期的にはそのあたりに収斂していく予定。

しかし、ここで問題なのは少子化や人口減少が急速に進むこと。

 

抜本的な少子化対策には「移民政策」か「一夫多妻制」しかないのかもしれない。

どちらも倫理観の問題から議論の余地があり、技能実習生の充実化でなんとなく移民政策に舵を切った日本。

 

ユニクロやコンビニでのレジ無人化など人手不足対策ばかりに目がいくが、数年前のベストセラー「国家の品格」で藤原正彦さんが言ったように「たかが経済」。

本質的な問題はそこではなく、「老若男女問わず生涯学び、働き続けるためのハードとソフト両面の社会インフラ整備」ではないか。

 

以上こまこまでした。

 

#180  2019年に読んだ本からおススメする本5選

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読書は最高にコスパがイイ自己投資。

どうもこまこまです。

 

2019年に30冊以上読んだ本の中からおススメしたい本5冊をご紹介します。

  1. 上級国民/下級国民  
  2. イノベーションのジレンマ 増補改訂版
  3. ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式
  4. ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件
  5. GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代

 

1.上級国民/下級国民 (小学館新書)

2019年同じように車で人を殺してしまっても逮捕される人、逮捕されない人。 

日本社会には「上級国民」と「下級国民」が存在する。

日本は経済至上主義により好むと好まざるにかかわらず2極化がすすむ。

そんな日本社会では「持てる者」と「持たざる者」の分断により男の「モテ」と「非モテ」の2極化も同時にすすむ。

上級国民/下級国民 (小学館新書)

上級国民/下級国民 (小学館新書)

 

 

 

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2.イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)

この本ではハードディスク業界などの事例を交えて幾度となく証左してあるのが持続的技術の成長にはいつか限界がくる。最近のアイフォーンの進化をみれば分かるとおり年1回の新型アイフォーンが発表されるがカメラが少しばかりよくなる程度。

テレビも白黒がカラーになったりアナログがデジタルになったりした場合に比べて大して技術的な成長はない。

企業の経営者たちは顧客や株主を大事にするあまり持続的技術の向上へ投資せざるえない。

 かといって技術的な成長と逆行するような下方に降りていくこともできない。これがこの本が言うイノベーションのジレンマ

機能性を高めていく持続的技術の先にアイフォーンやアイパッドは生まれなかった。 

イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)

イノベーションのジレンマ 増補改訂版 (Harvard Business School Press)

 

 

 

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3.ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 

 ベストセラー『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』が話題の山口周氏。山口氏が「アート」「美意識」に続く、新時代を生き抜くキーコンセプトをまとめたのが、ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式です。

ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式

ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式

 

 

 

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4.ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

 「持続可能は利益が企業にもたらされる戦略」それがストーリーとしての競争戦略の肝。

ストーリーとして魅力ある戦略を持つ企業の具体例が列記されており、ビジネス展開を考えている人や今から起業して会社経営を目指す人には必読のビジネス書です。

戦略を静止画と動画の対比として捉えた表現に2010年にして表現手法に先見の明を感じずにはおれません。アマゾンやスターバックスなど具体的な企業の戦略、戦術を詳らかにして優れた戦略の文脈としてのアウトプットに「すでに経営学の古典となった一冊」にも納得です。

ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
 

 

 

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 5.GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

 心理学的に人間にはテイカー、マッチャー、ギバーの3タイプ存在する。

イカーは他人からとにかく何か得ることが全ての人。

マッチャーはギブ&テイクのバランスをとる人。

ギバーは他人への貢献だけを考える人。

この3タイプの中で一般的に成功者に多い人はどのタイプか?

それはギバーです。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのかにも書かれてる「返報性」といわれるもので人は与えられると恩義を感じて何か返したいという気持ちなります。ギバーは他人から社会から信用、信頼を得ます。経済活動やビジネスの中で信用や信頼は最も大切なものです。

 社会は人とのつながりで成り立っているので「他者思考型」ギバーは成功しやすい。さすがにギブし過ぎて自分自身が枯渇「自己犠牲型」ギバーもいる。

ギブ&ギブの精神で一方的な親切を受けると人はあなたが困っているときに助けたくなる。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

 

 

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 以上こまこまでした。