新型コロナ緊急事態宣言に伴い自宅での自粛生活が続くも家族のありがたさや大切さを実感。
どうもこまこまです。
を読了したの記事投稿します。
筑波大学の教授であり、メディアアーチストであり、科学者であり、作家という「現代の魔法使い」こと落合陽一さんの傑作。
(参考記事)
世界経済で米国のGAFAや中国のBATHに圧倒されてしまい世界で負け続けた日本。
そう嘆いている人が多いなか落合陽一は日本が培ってきた価値に基づくグランドデザインを描く。
最近出版された安宅和人さんの「シン・ニホン」でも同じように日本独自の価値に着目して日本再興が語られている。
これからの生き方としてワークライフバランスではなく「ワーク・アズ・ライフ」と説く。仕事とプライベートを別々のものと考えるのではなく自分の生き方や人生のなかに仕事が存在することが大切という考え方。
将来的には定年が70才とか75才になる時代においてストレスフルな仕事を一生やっていく人生は幸福感がうすい。
本書では、これからの日本人が必要な能力は「ポートフォリオマネジメント」と「金銭的投資能力」の二つ。
「ポートフォリオマネジメント」とはいろんな職業をもちポートフォリオを組みながら暮らしていく能力。
「金銭的投資能力」とは「何に張るべきか」を予測する能力。
人口減少、超少子高齢化で公的年金制度の維持のため一生死ぬまで働くことが求められる日本において落合陽一のような複数の働き方が必要となる。
副業ではなく複数の職業、稼ぎ方をもつ「複業」という働き方。
加えて社会のなかで人間は一人では生きていけないためコミュニティのなかに所属する必要がある。
いままでは会社に所属しながら自分が住む地域コミュニティとの繋がりのなかで生きることが標準だった。
しかし会社では人間関係が希薄化し自分が住む地域とも疎遠になりがちな現代。
コロナの影響でリアルなつながりが廃れる一方でオンラインでのコミュニティという土壌が一般化していく。
複業は落合さんがいう「ポートフォリオマネジメント」につながる話だが、
人生を豊かにするためにも社会と様々な接点をもつ手段として複業は価値があるのかもしれない。
以上、こまこまでした。