昨夜、晩酌して気持ちよくなっていたところ長男と高校物理の問題を一緒に解くことになり睡眠不足。
どうもこまこまです。
シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)
を読了したので記事投稿します。
作者の安宅和人さんは東大卒、マッキンゼー、ヤフーCSOとエリート中のエリート。
前作イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」も評価が高い。
本書では、日本は平成の30年間世界経済で負け続けたが、これから戦略をもって臨めば十分立ち直れるという内容。
落合陽一さんの「日本再興戦略」とコンセプトは一緒です。
日本社会は、一般的には大学入試の受験戦争で一時的にもまれるが、その後大学生活、社会人になって勉強する習慣がなくなる。
この変化の激しい時代では終身雇用や年功序列といった旧態依然としたシステムが生み出した「ジャマおじ」が前例踏襲が一番と変化や挑戦を阻む。
もともと同調圧力が強い日本では出る杭は打たれるし違った価値観を嫌う。
学校では髪型や靴下の色、スカートの長さなど校則で縛り学校の先生たちは思考停止したまま生徒たちに同調を強要する。
そもそも社会人としてのまとまな経験のない先生が学校で変化に柔軟に対応できる能力開発、育成を担うことが無理。
自分たちの凝り固まった価値観を押し付けるのが関の山である。
高齢者への健康福祉政策もいいが教育再生政策や科学技術政策に国家予算を再配分し日本の未来への投資が必要である。
データ×AI時代が進めば人間が残された役割は、クリエイティブなことにシフトしていく。
便利な生活を探求し大量生産、大量消費からモノの豊かさを目指した価値観から希望や夢、物語、共感、意味づけといったコトへと価値観が変容してきている。
本書では、人間は新たに問い立て深い気づきを得られるかは活動の目的や文脈に照らして何かを嗅ぎ分ける力(嗅覚)、統合して意味合いを考える力(洞察力)の有無にかかっている。また、自分なりに見立てる力、夢を描く力、妄想力が大事になってくると説く。
新型コロナ対応で学校活動の維持には今まで使用禁止の規則にしてたスマホを利活用することが有効手段の一つだが、学校はオンライン化の対応ひとつに右往左往。
遅すぎる10万円現金支給や無駄なマスク配布、学校の長期活動休止など奇しくもコロナ騒動により頭の固い役人や教師が変化への対応力がないことが露呈してしまった。
若い世代はスマホ文化があたりまえでユーチューバーやプロゲーマーになりたいと夢みたり妄想をふくらませる。
日本の未来を背負う若い世代はコロナ騒動のなか大人たちをみて、どう思うのか?
私たち大人は、変化に対応できるよう日々の学びから教養を磨き、たゆまぬ努力を怠らないようにしたい。
以上、こまこまでした。