こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#8 すべて自分でやった相続した山を売る方法

 

父の死

 父がなくなって早いものでもう6年が経ちます。

父は脳出血脳卒中の一種で脳内にある血管が破れてしまうもので後遺症が必ずでます。

一回目はまだよかったのですが二回目は寝たきり状態になりみるみるやせ細っていきました。

頭はしっかりしているがしゃべれず食べることができず父本人にとっては地獄のような日々だったと思います。

 

人がなくなると喪主は大変です。喪主は母なのですがほとんど長男である私が対応しました。

病院側は遺体となったら患者ではなくなるので、せかすように搬出する先を早く決めるようにせまってきます。

 

次は葬儀等をお世話になる業者との打ち合わせ。通夜、葬儀の日程調整、親戚、職場への連絡、葬儀会場の広さ、香典返しの品、お悔やみを新聞に出すのかなどもう故人の哀悼など言ってる暇はありません。

さらに父が亡くなった時間が朝方の8時頃だったので通夜の前に仮通夜を行うことになり仮通夜、通夜、葬儀という日程になって連日連夜落ち着く時間はありませんでした。

 

財産の相続 

  そこからしばらくして残された財産の処理がでてきます。

相続放棄するなら知った日から3か月以内が期限です。)

私は長男で姉が一人、家族四人で相続について話し合う必要があるのですが、幸いにも全く揉めませんでした。

それなりの財産がある方は生前に遺書をちゃんと作成しておくとリスク軽減になると思います。

 

財産は、父名義の自宅(土地、家屋)、山、少しのお金。

少しのお金は、母の生活費として、問題は不動産にになります。

不動産は売れればお金になるので価値あるものです。

売買や賃貸を考えるなら不動産屋さんに相談する方が賢明かもしれません。

遺書がなく法定相続人による遺産分割協議書での処理をして法務局へ相続登記するとそれぞれの名義が変わります。

 

なんか難しそうに思えて司法書士に依頼したくなりますが、私は相続処理は全部自分でやりました。意外とネット上にある情報と法務局への相談でできます。

父の自宅にはそもそも母が引き続き住むので母が相続、山は長男の私が相続して、姉にはなにもない形で遺産分割協議書に各人の実印を押して、法定相続人が分かるよう簡単な家系図をエクセル等で作成すればほぼ処理は終わります。

 

相続した山の処理

 山にどれくらいの価値があるのか分かりますか。

普通の人には分かりません。土地自体には価値はほとんどありません。土地に存在するスギやヒノキに材木としての価値がある場合があります。

樹齢が20年くらいでは全く価値がないですが50年くらいだと大きくなってて、それなりの価値があります。中国に輸出するみたいです。

そもそも誰が買ってくれるのか分からないので林業を守ろうとする役場に尋ねると買いたい業者さんを紹介してくれました。

2者から見積書をもらったら50万円と150万円の見積もりでその差は100万円。150万円で売れました。

 

まとめ

 ちなみに今回は相続税はかかりません。3000万円+600万(相続人一人当たり)までは控除されるため一般的なサラリーマン家庭には無縁です。

一生に何度も経験するものでもないですが自分で何でも経験すると知識になります。

それがまた自分の生きる上の肥やしになると思います。

以上