限界集落で悩む地方では少子高齢化で小中高校の統廃合が進み、公立高校入試の競争倍率で1.0以下の高校が目立つ。人気進学校では400名の募集に対して1.5倍、3人に2人は合格、3人に1人は不合格となる状況。
地方の中の教育でも二極化が進んでいる。
そもそも資本主義自体が貧富の差を生み出すシステムになっており、その貧富の差が学力の差を生み出す。地方という単位でも都道府県という広域単位でも日本という単位でも二極化を生み出している。
貧富の差の二極化はそのまま教育の二極化につながり固定化してしまい悪循環となっています。男子には正規職員と非正規職員という労働者階層の差が生み出されて非正規職域の給料では子供を育てていく十分な給料を与えられない。
学習塾や習い事などへ繋がる給料などの余力があるはずもない。
教育インフラは国にとって根幹部分であり特に資源をあまりもたない日本では創造力を生み出す学力はそのまま国力となるため、軽視することはできない。
日本は戦後の高度経済成長期を経て一時期世界でGDPナンバー2まで上り詰めた。
その後、アメリカ、中国が順調に成長しているなか日本は全く成長できない国になってしまった。
たかが、経済で人口減少してるなかで現状維持で十分ではないかとの意見もあるが、それもどこか冷めた感じで納得感がない。
今後の日本の経済にはイノベーションが必要不可欠な要素であるが、大企業病に悩む日本は教育がいくら創造力育成に力をいれても結局イノベーションに結びつくような構造になっていない。
相変わらず護送船団方式で和を重んじて競争社会の素地である国際社会に適合できない。
これからは、個の時代。
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一人ひとりがしっかりと自分を磨き個性、強味を伸ばして社会に貢献する術を習得して稼ぐ時代になる。
資本主義は、学歴がなくとも自分で資本をもって労働を足し合わせて資産を構築すると価値がうみだされて商品として提供することにより報酬をえることができる。
平和な国である日本の資本主義で生き抜くにはいろいろな戦略が考えられ楽しいのかもしれない。