こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#117 大人の学び直し!サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

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どうもこまこまです。

 

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

を読了したので記事を投稿します。

 上巻の書評は過去記事をご覧ください。

komakoma41.hatenablog.com

 

著者 ユヴァル・ノア・ハラリ 柴田裕之・訳

1976年生 イスラエル歴史学者

オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムヘブライ大学で歴史学を教える。

 

★この本を読もうと選択した理由

私がツイッターでフォロー中の尊敬している読書家が「良書」とツイートしてたので読もうと思いました。

 

上下巻で1ページが約800文字とボリューム感があり正直読むのに勇気が必要な感じでしたが、ネット上でも教養書としても太鼓判押す記事が多かったので思い切って実家の近くの書店で上下巻まとめ書いしました。

 

本の中から引用して概要を紹介します。

近史に至って、なぜ文明は爆発的な進歩を遂げ、ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか?その答えは「帝国、科学、資本」のフィードバック・ループにあった。帝国に支援された科学の技術の発展に伴って、「本来は現在より豊かになる」という、将来への信頼が生まれ、企業や投資を加速させる「拡大するパイ」という、資本主義の魔法がもたらされた。

そして今、ホモ・サピエンスは何を望み、テクノロジーはあなたをどのような世界に連れていくのだろうか?人類史全体をたどることで、我々はどのような存在なのかを明らかにする。

ちなみにホモ・サピエンスとは「賢いヒト」という意味です。

 

★★本の目次

(上巻)

第1部 認知革命

第2部 農業革命

第3部 人類の統一

(下巻)

第4部 科学革命

 

★★★本を読んで思考したこと

人類の変遷、進化を考えるときに科学技術と資本主義経済は外せないキーワードで車の両輪のようなもの。もともと生きるための物々交換からはじまり貝殻という通貨もどきが価値の交換の代用品だった。

 

通貨、貨幣による経済は世界的な人口増大にともなって拡大していくもの。一方で科学技術は食べるための保存や耕作からはじまり衣食住の確保から世界的な移動手段の取得から徐々に便利性追求という人類のエゴを満足するために大量生産、大量消費時代と変遷していく。

 

ここ10年で一人1台のスマホ所有が当り前になり、世界を席巻する巨大ネット企業は購買力を巧みに煽って、私達の身の回りには過剰な商品であふれかえり商品の洪水状態になった。

 

もちろん医療技術の進化のおかげで様々な病気になっても治療ができて平均寿命も延びるという恩恵も受けている。

 

将来的にはAIやロボットが人間の労働力を代用して資本家階級と労働者階級におけるパワーバランスを資本家有利に変えていくのかもしれない。科学の進化が人が生きることに寄与するという原理原則に沿うものであってほしい。

 

人生100年時代を迎えてさかんに「自分の好きな事を仕事にする」ことが言われています。たしかに同意できるのだが、容易に好きな事な見つかるのか?好きな事が価値交換として成立するのか?などと思ってしまう。

 

自分の好きな人生の羅針盤となるアクションプランを描けるだけの知識や経験は本から得るしかないのかもしれません。

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

 

 

以上こまこまでした。