コツコツと家計収支の見直しを始めて家族経営を頑張る庶民派ブロガーこまこまです。
スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式でのスピーチは有名な話でコネクティングドットと言われるものがあります。
自分の好きなことはやってみないとわからないので、自分のやりたいことを行動して点を打っていくと点と点がつながってくる。
さらに、ジョブズは次のように語っている。
仕事はあなたの人生の大部分を占めることになる。仕事で心から満足を得る唯一の方法はあなたが素晴らしいと信じる仕事をすること。そして素晴らしい仕事をする唯一の方法は自分の仕事を愛すること。
なかなか自分の仕事を愛してる、好きな仕事をやってる日本人はいないでしょう。そもそも好きなこと、やりたいことが明確になってる人は少ないのでは。
かく言う私自身もやりたいことが見つからないまま受験戦争にとりあえず対峙していました。
人生経験が少ない10代でやりたいことを見つけるのは難しいことかもしれません。
なかには、スポーツやダンス、音楽、美術など興味関心から情熱を持って取り組んでいる人も見かけます。
羨ましいと思う反面で、資本主義経済の中で生きていくにはお金が必要なのに食べていけるのかなぁと余計な心配をしてしまいます。
現実問題として職業として成立するのは数%の世界ではないでしょうか。
なので「情熱を持てる仕事をしなさい」と言うアドバイスはむしろ害となる可能性もあるのでは。
スポーツや音楽などの世界で有能なライバルとの競争に勝って食べていけるだけのスキルを身に付けるのは至難の業です。
この資本主義社会では他者貢献できる価値提供の尺度や市場における需要・供給関係、その職業に必要となる学力の難易度に照らして金銭的報酬が決まっているようです。
なので、医者や弁護士、大手証券マンの労働による対価は一般的には高い、一方でタクシー運転手やコンビニ店員、交通整理員の報酬は労働の対価が高くない。(寒い冬に夜中まで交通整理を頑張ってるガードマンを見ると頭が下がる思いですが。)
何故でしょうか?
労働による対価は、社会に対しての価値提供や仕事の過酷さとは相関関係がなくて、市場における職業スキルの希少性が決めています。
例えば、ダイヤモンドは希少性があるので高価な売買が成立してます。
職業の希少性の源泉は、資本主義社会においては「学力」です。
日本では小中学校が義務教育で、高校は学力偏差値によってランク分けされており、初めて自分が行ける高校を選抜試験を通じて決めることになります。
一般的には自分がいきたい高校の学力偏差値を目指して競争相手を学力で上回って合格を勝ち取ります。
最近の教育界では、学力向上とセットで大切なことに非認知能力が重要視されている。
その非認知能力のなかで最も大事なことが「主体的に長期的な目標を設定して継続して努力する自制力」いわゆる「やり抜く力」です。
人工知能の進展が人間の仕事を奪うなか人間はクリエイティブな仕事で活動していくことになるでしょう。そこで大切な能力のひとつが思考力で学力は思考力の基礎です。
その学力に必要なのが非認知能力である「やり抜く力」です
以上こまこまでした。