こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#194 【読書感想】マーケット感覚を身につけよう

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

本読んで学び日々成長すると10年後に複利で大きな差がでますよ。

どうもこまこまです。

 

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法 を読了したので記事投稿します。

 

市場価値は不便さやわがまま、欲望から生まれる。

美味しいものを食べたいと欲するからコーラが売れるし、痩せたいと思うからダイエット本が売れる。

一方で市場価値は人が作り上げることができるもの。

マスメディアがタピオカが健康で美味しいといえばどこのお店もメニューにタピオカが並ぶし、バナナダイエットが痩せるといえばスーパーの棚からバナナが消える。

 

本書では、本当の価値はどこにあるか「価値を認識する能力」をマーケット感覚という。

自分の価値は仕事という側面では職場の上司から評価される。

一方で、いまはインターネット上で個人が発信できるので世界中の人からネット上で評価されるとも言える時代。

組織内でしか通用しない社内政治力で得た肩書や役職などは一般的な市場では何の意味もなさない。(それなりの有名な大企業だと別かも…)

転職時の面談で「あなたは何ができますか?」と問われて「部長ができます。」という話は有名な話です。

 

本書に書かれていた価値の創造の話は興味深い。

春、夏に甲子園で行われる高校野球は様々な価値を生み出していると著者ちきりんさんは述べる。

確かに全ての甲子園の試合はテレビで放映され翌朝の新聞には結果が大きく報道される。

これがテニスやバレーでは考えられないことで、さらに同じ野球でもプロ野球とも違う価値観があることは明々白々である。

高校野球児の爽やかな言動やヘッドスライディングなど全力プレー、試合に負けた時に高校生が流す涙etc。

ちきりんさん曰く、「高校野球」というコンテンツがテレビ放映権、高校野球関係者が宿泊するホテル、移動手段で使う交通費、関連グッズの製造販売など、さまざまな経済価値を生み出す。

 

世界遺産に登録された観光地や大河ドラマの題材になった武将の出身地は何も変わってないけど付加価値がついたため人が興味関心を持ち訪れる。

これは分かりやすい価値で誰でも気づくものだが、本書で述べられているマーケット感覚に「潜在的な価値に気づく能力」とある。

 

潜在的な価値を掘り下げて考えてみよう。

巷では「鬼滅の刃」が大ヒットしている。

自分自身でその価値は何か探るためAmazonプライムでアニメを見たらヒット要因は3点あるようだ。

  1. 感情を動かす物語(ストーリー)が秀逸
  2. 実写のもつ動画技術からの転用が良い
  3. キャラ設定の巧みさ

 

そもそもアニメやドラマが放つ物語(ストーリー)は、どうして人々の感情を動かす効果があるのか?

一言でいうと没入感ではないか。

 

一方で、ミニマリストが注目されるほど物が溢れて全てのモノ、コトがコモディティー化したので、何かが完成に至るまでのプロセスやストーリーに価値がでてきている。

アイドルのサバイバルオーディション番組から誕生したNiziUや一人のイケメン男性を女子達が奪い合う恋愛サバイバル番組バチェラーが人気。

個性豊かなキャラクター達の生き様(ストーリー)や人間模様への没入感こそ人気となってる要因ではないだろうか。

 

以上こまこまでした。