コツコツと家計収支の見直しを始めて家族経営を頑張る庶民派ブロガーこまこまです。
我々を取り巻く現在の状況
1.少子高齢化、人口減少のなか過剰供給でモノが溢れる
日本では2007年に人口ピークを過ぎて人口減少社会のなか少子高齢化と相まってモノが売れにくくなりました。
それでもみんながお金を得るためモノを生産し続ける必要があります。
それにはテレビや新聞などのマスメディアやネット上に消費マインドを刺激するマーケティングビジネスが垣間見えます。
購買感覚を麻痺させるクレジットカードやキャッシングサービスにより自分の収入と収納物理空間を超えるモノが購入できてしまう。
我々は気づけばアマゾンやアップル、グーグルを利用させられて、次から次へと家の中にモノが運ばれてくる生活に浸っています。
2.有限な地球の資源
球体の地球には、当たり前ですが空間に限界があり無限ではありません。
生物が生存可能な地球表面の空気層に70億人を超える人間が生存しています。
人間の傲慢な自己都合により地球温暖化に伴う気候変動が進み、台風の大型化や未曽有の梅雨前線豪雨が頻発しています。
石油や石炭など化石燃料は有限なものでいつか枯渇してしまいます。持続可能な社会を目指して風力や太陽光など自然エネルギーの生産効率化やさらなる科学的なイノベーションは必要不可欠な状況です。
3.新型コロナの影響による不可逆的な変容
インバウンドによる中国人観光客に依存していた観光産業や人の移動が前提の航空産業などは業態自体の存続も懸念されるような状況です。
ワクチンや治療薬の開発が待たれるが、どこまでコロナ前の生活様式が取り戻せるのかはよく分かりません。
各種イベントはオンラインによる開催形式に変更しており、脱ハンコを掲げるデジタル化の動きからしてICTなどのDX(デジタルトランスフォーメーション)は加速していくでしょう。
新しい時代に対応するネットパワー
1.クラウドファンディングの市民権獲得
新型コロナによるパンデミック前にクラウドファンディングを理解できる人がどれだけいたでしょうか。
ネットパワーを利用して支援金を集めることが容易になってきました。
豪雨による災害からの復旧支援金や世界一周旅行したい人への支援金など多種多様な応援したい気持ちがリターンなしの寄付金として集まってます。
2.インフルエンサーの活躍
SNSやプラットフォーマーの台頭でネットによる発信力を発揮する個人が活躍しています。
生活者目線のテキストや動画、音声の情報が資本力となりやすくなっています。
大企業の影響力にも匹敵するくらい個の力がネットにより最大化できる時代となりました。
3.オンラインサロンの隆盛
著名人が匿名アカウントから攻撃されたり、情弱な個人を狙った詐欺まがいなネット商法が横行したりとネット空間の問題が顕在化しています。
一方で、共感できる人同士がつながることができるオンラインサロンが盛り上がってます。
これは以前ほど会社組織に依存する必要がなくなったうえ働き方改革が影響してるのではないでしょうか。
個人がプライベートな時間を充分に確保できるようになり、オンラインで働く場以外の空間で自分と価値観を共有する人とのコミュニケーションが可能となりました。
社会課題解決のためのビジネスモデル
便利さが享受できるモノやサービスに溢れてる現代社会でも、貧困による教育格差や災害による被災地支援、所在不明者による空き家問題など社会課題が多く存在しています。
貧困は生まれ育った環境に大きく依存しており、災害は台風や地震など自然相手で自分ではコントロールできない不条理な課題です。
これらの課題をネットパワーも活用し個の力で社会貢献として活動していくことは、長い人生のライフワークとして有意義なことです。
さらに、この活動を永続的なものとするには、コミニティーの形成とビジネスモデル構築が必要不可欠と考えています。
今の時代は、物理的な社会基盤は整備されて生理的な安全性も担保されています。
職場や家庭で帰属意識も充足する環境下にあれば人間の欲求は次のステージである「承認」や「自己実現」へと向かいます。
物欲がなくなった私は「ミニマリストです」とマウンティングをとるのではなく、その先の「あるべき自分の姿」を常日頃から想像しています。
そのヒントが山口周さんの近著
の中で次のように述べられています。
私たちはどこへ向かうのか?
「経済性から人間性」への転換
「便利で快適な世界」を「生きるに値する世界」へと変えていく
「経済性に根ざして動く社会」から「人間性に根ざして動く社会」へと転換させる
いつか自分の頭で考えた社会課題解決につながる贈与型ビジネスモデルが実装する日が来ると信じています。
以上こまこまでした。