こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#238 サラリーマン以外の生き方を教えてくれない日本の義務教育

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どうもこまこまです。

 

長男が奨学金の書類を通ってる高校から持ってきました。

来年は長男が大学受験で早くも奨学金の話。

日本学生支援機構奨学金制度

奨学金制度とは日本学生支援機構が経済的に理由により修学困難な学生に金銭を貸し出す制度。

長男には申し訳ないと思いつつ家計状況からして借りるしかないと思ってます。

奨学金を借りるには学力基準と世帯の収入・所得基準の2つをクリアする必要があります。

兄弟が私立高校に通ってるなど世帯の状況も加味されるようです。

 

返済不要の給付型と返済が必要な貸与型の2タイプ。

給付型は、国立か私立か、自宅通勤か自宅外通勤かで借りれる金額が変わる。

ちなみに給付型の貸与利率は0.005%~0.5%程度。

奨学金制度の詳細はこちら

 

 30年前の大学時代の状況とは

令和3年度の国立大学の授業料は半期で267,900円。

私が通っていた30年前がたしか169,800円。

30年でだいたい1.57倍。

ちなみに初任給が164,800円→188,700円(1.15倍)

この30年間で日本人の家計収入が増えない中いかに教育費は嵩んでいるか。

 

奨学金は学生本人が借りるもので返済義務は学生本人にあります。

現在はだいたい学生の半数の人が奨学金を借りるようです。

 

私は大学生活4年間を自宅外でアパート生活をさせてもらいました。

同じ県内の国立大学なので自宅からの通学もできたのですが一人暮らししたいという願望が強かった。

 

学費とは別に仕送り8万円。

アパートは大学近くの1Kで風呂トイレ別で当時38,000円くらい。

そのほかの光熱費や食費を使うと自由なお金は残らない。

 

大学生活は時間があまっていたので当時は多くのアルバイトを経験した。

家庭教師、バイク製造工場、夏祭りでのかき氷売り、喫茶店、建設会社、測量会社。

バイク製造工場ではマフラーをひたすら磨いたり大きなネジをただただ数えたり。

工場勤務で働くことで金銭的報酬を得て生計を立てるわけだが、自分の時間を工場勤務にささげる人生は自分には考えにくかった。

 

世の中にはいろんな仕事があるけどインターネットが未発達な時代では情報収集が難しく親から聞いた情報ぐらいでみんな進路を判断していたのでは。

それでも自分の身体で経験した情報はネットにはなくて一生の財産になりました。

 

サラリーマン以外の生き方  

公務員でも勤務医の医者でも法律事務所の弁護士でも働き方はサラリーマンなので結局自分の時間を売ることになります。

時給が800円だろうが1万円だろうが結局自分の人的資本が原資となります。

 

2年ほど前こちらの改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

を読んで分かったのは資本主義経済においては大きく分けると労働者、専門家、経営者、投資家の4タイプ。

 

日本の義務教育がサラリーマン養成工場としての機能がすべて。

先生のいうことを従順にきくことがすべての是となっていて反発は非国民扱い。

周囲の友達とは仲良くすることが半分強制されていて周囲の人との同調圧力がすごい。

 

経営者や投資家になることを教育しよう最近は起業家として活躍してる人もマスメディアで登場してくるものの学校では起業家になることを教えてくれない。

 そもそも学校の先生たちにその経験や知識がない。

 

最近は武蔵野大学アントレプレナーシップ学部が創設された。

起業家を育成する大学で日本では今のところここだけでは。

教員のみなさんの顔ぶれが魅力的であと30年若かったら、チャレンジしてたかも。

以上こまこまでした。

emc.musashino-u.ac.jp

 

 

 

#237 もがき苦しんだ日々を経て得たもの

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どうもこまこまです。

せっかく生きてるなら人間幸せになりたいけど。

 

そもそも人生は苦悩だらけ

人間は家族、仕事、お金、健康など生けていれば悩むことだらけ。

 

若いころは、解決されるものでもない問い「自分の存在意義とは」を考えてた。

自分は、どうしてこの世の中に生まれてきたのか?

自分は何者なんだろうか?

 

大学時代から社会人へ

大学生活ではお金はないけど、ひとりの時間は大量にあり問い「自分の存在意義とは」をよく考えてた。

夜通し悶々と考えたって答えはないが頭の中でぐるぐるとまわる。

で起きたらお昼過ぎてて、「笑っていいとも」は終わっててグダグダしてたらもう夕方。

夜はバイトして自宅に帰ったら、

またひとり悶々とした時間と向き合う。

 

我欲だけで社会のことには無頓着。

自分さえ良ければ全てよし。

利己主義で受験戦争の弊害なのか、なんでも他人と比較して優位でいたいってことばかり考えてた。

その割には八方美人で誰にでもいい顔して…

 

そんな自分を他人からは見透かされていたのか、付き合った異性とは1か月続けばいい方。

 

ほとんど異性との交際はなく、星空を眺めながら自分のパートナーとなる人がほんとにこの世の中にいるのかなぁ?って不安がよぎる夜も。

 

そんな自分が友人の結婚式を通じていまの嫁さんと出会ったのが31才の時。

付き合って1か月後に親御さんへ挨拶して3か月後に入籍。

 

結婚生活

結婚とは自分とは違う価値観を持つパートナーと暮らすこと。

自分のことは自分自身がよく分からない。

 

そもそも育ってきた環境も違うし生活習慣も違うのでいろんな軋轢を産んで当たり前。

 

そんななか二人の子供を授かり慣れない子育てに翻弄されながら夫婦でもがき苦しんだ日々。

バタバタして苦悩する時間も余裕もない。

 

息子らよ、早く大きくなってくれ!

と願ってた日々から17年が経った。

いまは子供たちも高校生になって家族との時間も落ち着き自分の時間も多くなり、無事にブログも書ける日々。

 

老いてこそ得るもの

若いときのような体力はないし、老いていく身体は自然の摂理。

抗えないものと認知してるものの、老いる過程で得た経験と知恵と思考力。

 

自分のことと家族のことで精一杯だった時間を経て、大切に思うことが年齢とともに変化してくる。

 

自分ひとりだけで生きることは無理なこと。

程度の差はあれ誰だって他者との関係の中で生きる。

自分の弱さをさらけだして周囲の人の助けを求める。

まずは、日頃から他者へ貢献して、社会の信頼を得て周りの人とのつながりを大切にすることが前提だけど。

長い歴史のなかで、刻まれたDNAを持つ人間は、助けを求められると助けたい生きものなのでは。

 

以上、こまこまでした。

#236 玉名ラーメン「千龍」ではなく「麺の小やま」にランチへ

どうもこまこまです。

 

熊本ラーメンのなかでも家族そろって玉名ラーメンが大好き。

今日は仕事の関係で玉名市へ出張。

定番の玉名ラーメン店で一番お気に入りの「千龍」。

店にいってみるも火曜日は定休日。

 

方針変更して「麺の小やま」へ。

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店舗のすぐ横にある駐車場は11時40分くらいですでにいっぱい。

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店に入ってみるとカウンター席が13席くらい。

カウンター席に座りとりあえず定番ぽい金のラーメンとランチセットを注文。

ランチセットプラス100円で追ラー茶漬(ミニ)とゆでギョーザ4個。

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4タイプのラーメンがあり

金のラーメン→鶏がらスープと和テイストの融合

白のラーメン→あっさりまろやか白湯

黒のラーメン→熊本ラーメン

赤のラーメン→旨、辛

 

カウンター内ではまだ若い夫婦(たぶん)二人だけ。

厨房含めて店舗面積は3m×12mくらい。

しばらく待つとラーメン登場!

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トッピングはメンマ、のり、とり肉とシンプル。

きれいな金色の鶏がらスープにちょうどよい太さのストレート麺。

 

玉名ラーメンは地理的にもラーメン的にも博多ラーメンと熊本ラーメンの中間的なラーメン。

ご飯が入ったお茶碗に残ったスープを入れて茶漬け風にして食べる。

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きれいにスープまで完食。美味しかったです。

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たしか新規店舗で出店して間もないころが6年くらい前。

その時以来でしたが夫婦二人三脚スタイルは私が好きなタイプのラーメン。

【私が好きなラーメン店】

  • メニューがほぼラーメンだけ
  • 夫婦二人で運営
  • 店舗が広くない

今回は金のラーメンでしたが次はとんこつの黒のラーメンを注文してみたいです。

以上こまこまでした。

r.gnavi.co.jp

 

 

#235 本当の豊かさは消費にはないと確信した日

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今日という日は、人生で一日しかありません。

どうもこまこまです。

 

 

次男の鍵紛失から成長を期待

家で休日の昼下がりゆっくりしていると突然次男からの電話が。

「お父さん自転車スペアキーない?自転車の鍵なくしたよ」

どうやら部活に出かけてた次男が、自転車の鍵をなくして鍵が見つからず困り果ててる様子。

 

どの自転車のスペアキーか分からず、手当たり次第に鍵を持って次男の通う高校まで車で迎えに。

 

スペアキーも無事に一致したので、そのまま車に乗せて次男もろとも一緒に帰宅。

すぐに自転車の鍵にキーホルダーをつける対応策を考える次男。

 

人生にはいろんな苦難が待ち構えているけど、自分の頭で課題解決を考える習慣を持つことがとても大事なこと。

次男はこの度の鍵紛失から、多くの学びを得たかな。

 

長い人生、多くの失敗から原因は何だったのか学び、その失敗を二度と起こさないためには、どういう対応策があるのか、自分の頭で考えて実行すること。

とわいえ、父親としては、かわいい次男を応援していきたい。

以上、

こまこまでした。

 

komakoma41.hatenablog.com

 

アメリカ型消費が資本主義の象徴

夕方には嫁さんと一緒に近くに開店したばかりのコストコへ。

九州では二番目にできたコストコ

人生で初めて行ってみたのですが、まぁ〜人が多いし、陳列されている商品はすべてアメリカンBIGサイズ!

 

お客さんみんなやたらと大きな買い物カートに商品をたくさん入れてました。

嫁さんの周辺では安くて買い物代二万円だそうです。

 

多くの人が我が家の冷蔵庫には入るのだろうか?と心配するくらい大量購入している様は何か現代の大量消費社会を象徴している感じ。

 

コストコはまさに大量生産、大量消費、大量廃棄を象徴するような店舗。

購買意欲が減退した中年オヤジにはとても居心地が悪かった。

 

本当の豊かさは消費文化にあらず

資本主義経済では企業の研究開発により生産されたモノがお客さんに消費されて初めて企業の利益が生み出されます。

戦後の日本がアメリカにどんどん侵食されて日本独特の文化がアメリカ文化に変わり果てていった。

 

昨日は駅前にも多くの売場面積をもつ駅ビルが開店。

新規商業施設の相次ぐ出店により既存の中心市街地がシャッター通りにならないか心配です。

 

全国展開される郊外型ショッピングモールの相次ぐ出店により既存の中心商店街は疲弊。

お客さんのパイの奪い合いで過当競争となっているのは明らか。

 

古き良き日本文化を象徴する商店街が外資系大型商業施設により苦境にあえいでいる様を見ると日本の農業政策が連想されます。

 

日本は小規模な農家が主体で伝統的米作を続ける一方で機械化により効率化が図られたものの稼げる収益構造が描けない。

日本国内の米の消費量が年々落ちていくなか農家の後継者は誰もいなくなってる。

 

第一次産業から第三次産業への構造転換により都市部でのサラリーマンとしての就職が余儀なくされ核家族化が進み、どんどん新築の戸建てやマンションを売り続けて不動産屋と家電メーカー、銀行が儲かる仕組みが完成。

 

この仕組みも少子高齢化で人口減少が進む中で限界がきて20年とも30年とも言われる成長しない時代を日本は経験してきました。

 

脱成長により人間の本当の豊かさを感じられるようなそんな社会をみんな待ってるんのではないでしょうか。

以上こまこまでした。

 

 

#234 資本主義と脱成長を両立できるデジタル化

今日という日は人生で一日しかありません。

どうもこまこまです。 

 

 

資本主義が地球温暖化パンデミックの原因

日本政府が2020年10月に持続可能な社会の実現のため2050年までに温室効果ガスの排出量ゼロを目指すことを発表。

 

さらに2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について、政府は2013年度に比べて46%削減することを目指すことを発表。

日本政府の実現不可能そうな目標を掲げるのは地球規模で気候変動が待ったなしだから。

 

長いサピエンスの歴史の中で人間の英知による欲望のあくなき追求が自然環境を破壊し地球温暖化による気候変動や新型コロナ感染症によるパンデミックをもたらした。

 

人工的希少性が資本主義の正体

そもそも資本主義経済の根っこにあるのが人間の利己的な利潤追求に基づく大量消費、大量生産。

商品生産量のコントロールが困難で、売れる商品はとことん生産するし、余れば廃棄するの繰り返し。

そこには資本主義経済社会の限界が垣間見えてくる。

 

資本主義の構造がマーケティングやブランドイメージによる人工的希少性を生み出し、大量消費に駆り立てること。

ブランドのロゴひとつで実質的な使用価値に魅力が上乗せられて私たちの購買力が行き過ぎた商品の消費、浪費をもたらす。

 

グッチやエルメスフェラーリやポルシェといった洋服、車は、本来の使用価値にブランドという高付加価値が消費、浪費の源泉。

参考図書

人新世の「資本論」 (集英社新書)

人新世の「資本論」 (集英社新書)

  • 作者:斎藤 幸平
  • 発売日: 2020/09/17
  • メディア: 新書
 

 

コロナがあぶり出した日本

モノがあふれて問題の解決がほとんど整った便利な社会でこれ以上の消費、浪費は必要がない日本。

一方で世界的なパンデミックで顕在化した問題点。

他国と比べてコロナ感染者数は抑えてるものの支援金受給やワクチン開発、供給の遅れ、学校教育の脆弱性が現時点での日本の実力を露呈した。

 

我々は必要のない商品やサービスを売り続けてGDPなど数字の奴隷による成長を目指すことから脱却し、必要となるものを必要なだけ確保する適度な需給バランスがコントロールできるデジタル化社会を目指す。

 

指数関数的に進化するテクノロジーを使いこなせる人材育成が望まれるものの国会ではスマホも持ってない人がIT担当大臣になる始末。

 

義務教育でも慌ててタブレットを配って先生たち自身がデジタル化に対応できずいろんな連絡も紙で処理するアナログ感。

 

デジタル化に対応できて各自の本業にも対応できるような人材があちこちで不足してる状況で自分がコントロールできることだけに全集中。

以上こまこまでした。

 

#233 うつ病と診断されてから仕事復帰した公務員のすべて

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出産と仕事異動と引越し

31歳で嫁さんと結婚し二人目の子宝に恵まれたタイミングで定期異動。

出先から本庁への異動。

次の役職への昇格も見えてくるタイミング。

仕事への意欲と子供たちの健やかな成長のため育児も忙しくなりそうと感じてました。

 

次男は計画分娩で出産の日取りは我が家の引越し日の次の日。

出産も引越しも何とかなるものの新しい職場に、新しい業務に、新しい家族とのバタバタ生活。

子供たちのミルク、オムツ替え、お風呂に加えて自分たちのことで余裕がない。

 

何もかもが充実してる一方で精神的なエネルギーを消費して身体的にエンプティー状態。

 

身体の初期症状

そんな新生活が始まって2か月、ちょっと胸の動悸が気になりはじめました。

明らかに自分の身体に次のとおりサインが。

  • 動悸がする
  • 食欲がない
  • 人と話すのが億劫になる
  • 顔つきに覇気がなくなる
  • テレビに関心がなくなる
  • 眠れなくなる
  • 朝からひどい倦怠感

 

嫁さんと相談し近所の心療内科へ。

何度か先生と話しても自律神経失調症に対する薬や睡眠薬を処方してもらうだけ。

 

週末に気分転換で家族でドライブに出かけることも億劫になる始末。

 

頭が働かないので仕事もどんどんできない悪循環に陥る。

食べれない眠れない生活を続けて4か月、ついに職場に通勤することができない身体に。

 

人生どん底の休職4か月

職場の上司と相談して仕事を休職することに。

今から思えば長い人生、ゆっくり休む時もあっていいかなと思うけど当時はそんな余裕なし。

 

このまま働くことができなければ家族は?

嫁さんからは不甲斐ない夫に見えたかもしれないし、将来を悲観したでしょう。

 

毎日家にいるので子育ての貴重な経験値は一生の宝、だけど夫婦間の会話も前向きなものはない。

正直なところ自分の人生は終わりかなぁとも。

悪あがきしてでも、どうにかして再起したい。

 

誰も頼ることができない状況から自分の頭で必死に考えてとにかく今は休むことに専念するため実家に戻ることにしたらこれが裏目に。

嫁さんからすれば「何故私に頼らないで実家を頼るの?」となる。

 

生活するには、生きていくには働くしかないと追い込まれた状況でも何とか打開したい。

心身ともに疲弊したどん底の生活から休息と薬で徐々に改善。

4か月して職場に復帰できるまで回復できました。

 

職場復帰そして人生観の変化

職場復帰の初日は人生でもっとも嫌な仕事場に行きたくない日。

それでもなんとか勇気を振り絞って初日を無事に過ごせた。

周囲の人からの視線が気になり穴があったら入りたい気分。

でも意外と他人は自分のことで精一杯だし休み上がりの人に優しかった。

 

ならし勤務して徐々に職場復帰。

 

薬は完全に切れないけどあれから17年間充実した毎日。当時、子育てに奔走してた子供達も二人とも高校生。

 

一度ダメージが大きいうつ病にかかり完全回復できずに退職する人もいるなか家族と仕事と幸せな人生を歩んでます。

人生の目標ていうか指標が立身出世ではなくどれだけ自分が幸せであるか。

 

そんな人生観の転換の話。

以上こまこまでした。