こまこまぶろぐ

妻一人、息子二人と暮らす父親の奮闘記

#233 うつ病と診断されてから仕事復帰した公務員のすべて

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出産と仕事異動と引越し

31歳で嫁さんと結婚し二人目の子宝に恵まれたタイミングで定期異動。

出先から本庁への異動。

次の役職への昇格も見えてくるタイミング。

仕事への意欲と子供たちの健やかな成長のため育児も忙しくなりそうと感じてました。

 

次男は計画分娩で出産の日取りは我が家の引越し日の次の日。

出産も引越しも何とかなるものの新しい職場に、新しい業務に、新しい家族とのバタバタ生活。

子供たちのミルク、オムツ替え、お風呂に加えて自分たちのことで余裕がない。

 

何もかもが充実してる一方で精神的なエネルギーを消費して身体的にエンプティー状態。

 

身体の初期症状

そんな新生活が始まって2か月、ちょっと胸の動悸が気になりはじめました。

明らかに自分の身体に次のとおりサインが。

  • 動悸がする
  • 食欲がない
  • 人と話すのが億劫になる
  • 顔つきに覇気がなくなる
  • テレビに関心がなくなる
  • 眠れなくなる
  • 朝からひどい倦怠感

 

嫁さんと相談し近所の心療内科へ。

何度か先生と話しても自律神経失調症に対する薬や睡眠薬を処方してもらうだけ。

 

週末に気分転換で家族でドライブに出かけることも億劫になる始末。

 

頭が働かないので仕事もどんどんできない悪循環に陥る。

食べれない眠れない生活を続けて4か月、ついに職場に通勤することができない身体に。

 

人生どん底の休職4か月

職場の上司と相談して仕事を休職することに。

今から思えば長い人生、ゆっくり休む時もあっていいかなと思うけど当時はそんな余裕なし。

 

このまま働くことができなければ家族は?

嫁さんからは不甲斐ない夫に見えたかもしれないし、将来を悲観したでしょう。

 

毎日家にいるので子育ての貴重な経験値は一生の宝、だけど夫婦間の会話も前向きなものはない。

正直なところ自分の人生は終わりかなぁとも。

悪あがきしてでも、どうにかして再起したい。

 

誰も頼ることができない状況から自分の頭で必死に考えてとにかく今は休むことに専念するため実家に戻ることにしたらこれが裏目に。

嫁さんからすれば「何故私に頼らないで実家を頼るの?」となる。

 

生活するには、生きていくには働くしかないと追い込まれた状況でも何とか打開したい。

心身ともに疲弊したどん底の生活から休息と薬で徐々に改善。

4か月して職場に復帰できるまで回復できました。

 

職場復帰そして人生観の変化

職場復帰の初日は人生でもっとも嫌な仕事場に行きたくない日。

それでもなんとか勇気を振り絞って初日を無事に過ごせた。

周囲の人からの視線が気になり穴があったら入りたい気分。

でも意外と他人は自分のことで精一杯だし休み上がりの人に優しかった。

 

ならし勤務して徐々に職場復帰。

 

薬は完全に切れないけどあれから17年間充実した毎日。当時、子育てに奔走してた子供達も二人とも高校生。

 

一度ダメージが大きいうつ病にかかり完全回復できずに退職する人もいるなか家族と仕事と幸せな人生を歩んでます。

人生の目標ていうか指標が立身出世ではなくどれだけ自分が幸せであるか。

 

そんな人生観の転換の話。

以上こまこまでした。