どうも、毎日コツコツ記事更新 こまこまです。
先日次のとおりツイートしました。
私たちは道路や橋など社会基盤の恩恵を当たり前に享受しています。
— こまこま@技術士 (@komakoma41) 2019年4月26日
空気みたいに当たり前過ぎて、経済の活動に欠かせない土木インフラを構築すべく公共事業は無駄だと批判を浴びることしばしば。
縁の下の力持ち的な土木インフラや土木技術者を軽視すれば、国は徐々に衰退していき国際競争力を失う。
社会基盤を整備する公共事業に携わる技術者として25年間仕事してきました。
税金を使っていくため、社会基盤整備を行う公共事業は悪、無駄だという批判を浴びることが多い。
また、昔に比べて道路を整備したり補修しても住民から感謝されることはほとんどない。
感謝されるために仕事をやってるわけではないが、人には承認欲求があり感謝されて初めて自分の存在意義を実感したり自信をつけたりすることもある。
最近は、大雨や地震、台風による洪水被害、土砂災害、津波被害が頻発している。
日本の国土はお金がかかるようになってる。
梅雨、台風のため大雨となりやすく、なので昔から治水を納めるものは国を治めると言われてきた。日本の国土は中国やアメリカなどと比べると狭い。
狭いうえに国土の7割が森林で住むことができる平野部が極端に少ない。
しかもその平野部が点在しているため、都市と都市を道路で繋ごうとしたらトンネルや橋など割高な構造物が必要となりコスパが悪い。
都市部は京都など一部を除き幅員が狭い道に火災に弱い木造住宅が密集しているため、簡単に効率的なまちづくりができない。
要するに日本は効率的な物流環境を整えるための道路、洪水被害や土砂災害を防ぐための堤防や砂防ダムなどが他国に比べて必要な国なんです。
今後は、日本の経済成長とともに造ってきた道路、橋、トンネルなど土木構造物が高齢化して適切なメンテナンスが必要となってきてます。
アメリカでは公共事業の費用を削減しすぎて既存の橋が突然落ちてしまって大惨事となった。
投資した費用に見合った効果があるか検証は常に必要なことは当然ではあるが、公共事業への平準化した投資は必要である。
今日はこの辺でお開きにします。